『キングスマン:ゴールデンサークル』犬がきっかけ?ハリーの目覚め【Vol.3】

アクション映画

壊滅したイギリスの秘密諜報機関“キングスマン”のエージェントであるエグジーとマーリンは、キングスマンと同盟結んでいたというアメリカの“ステイツマン”に救いを求めてやってきました。

そこには、前作『キングスマン』で頭を撃たれて亡くなった「ハリー・ハート/ガラハッド」がいたのです。

しかしハリーは、キングスマンにいた頃の記憶はすっかり失っており、また左目には眼帯をして全くの別人として存在していたのです。

今回は、【Vol.1】、【Vol.2】に引き続きまして、『キングスマン:ゴールデンサークル』のいよいよ佳境に差し掛かってきた『キングスマン:ゴールデンサークル』の物語の【Vol.3】を完全ネタバレありで、感想も交えながら詳しくご紹介します。



『キングスマン:ゴールデンサークル』ネタバレありあらすじ&感想紹介。ハリー/ガラハッドの目覚め【Vol.3】

これまでの『キングスマン:ゴールデンサークル』について【Vol.1】、【Vol.2】と2回に渡ってご紹介していますので、こちらで詳しく紹介しています。

まずは【Vol.1】、【Vol.2】をご覧になって、『キングスマン:ゴールデンサークル』の復習をしてから、ぜひご覧くださいね!

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『キングスマン:ゴールデンサークル』ステイツマンのリーダー「シャンパン(チャンプ)」登場!

ハリーは頭を撃たれて負傷した際にアルファジェルで一命を取り留めましたが、記憶喪失は長らく続いていました。

エグジーとマーリンが現れても、キングスマンの事を断片的にも思い出すことはできませんでした。

マーリンとジンジャーエールはハリーにショック療法を与えることにしました。

危機的状況になったらハリーの潜在意識が働き、記憶が戻るのではないかと思ったのです。

そしてマーリンは、キングスマンの候補生に対して最初の課題であった部屋を水で浸水して水で部屋を埋めつくすようにしました。

そのような危機的状況になっても、ハリーは思い出すどころか本当に溺れそうになってしまって、マーリンは諦めて部屋の水を元に戻しました。

もうこれ以上ハリーの記憶を戻すためになす術はないのでしょうか?

 

一方、エグジーはテキーラと一緒にステイツマン本部へ向かいます。

ステイツマン本部はウイスキーのボトルが本部になっている建物の最上階にあります。

ステイツマンの敷地では、馬も移動手段として使っていて、本場の西部劇の雰囲気がとても出ていますね〜。

そして、ステイツマン最上階のオフィスで待っていたのは、“ステイツマン”のリーダーである「シャンパン」でした。

シャンパンの身内からは「チャンプ」と言われているという人物は、テキーラがエグジーとマーリンにした洗礼について早速咎めました。

テキーラはステイツマンのエージェントになる前は“ロデオ道化師”だったんですね〜。

余談ですが、“ロデオ”って名前は聞きますが、ロデオ道化師とは一体何でしょうか?

ロデオとは、アメリカのカウボーイによる腕前の公開競技。 もとスペイン語で〈取り巻く〉という意味のrodearからきた言葉。 これが牛などを〈駆り集める〉意味に転じたが,馬に乗って牛の群れを駆り集めるとき,カウボーイは自分の腕前を見せびらかし合ったため,ロデオというと彼らの曲芸披露の意味になった。

ロデオというのは、もともとは、家畜の管理をしているカウボーイが自分のスキルやテクニックを見せびらかしたことが起源になっているんですね〜。

とても面白いですね!

そして、ロデオ道化師とは、そのロデオ会場を盛り上げるのが主な仕事になるようです。

しかし、ロデオ道化師は、ただロデオ会場を盛り上げるだけが仕事なのではなく、競技者が牛から落とされたら、牛が落とした人を踏まないように牛の気を引いてその人を守るという重要な仕事もあるので、ロデオ道化師は、常に危険と隣り合わせの仕事なんですね。



話は戻って、チャンプはエグジーに「我々はいとこ同士。我々の膨大な資金を提供する。」とキングスマン再建に協力すると持ちかけました。

ステイツマンの株価の時価総額は右肩上がりです。

ステイツマンはめちゃくちゃ儲かっています!

シャンパンは“服を売るより儲かる”と語ります。

そして、エグジーはシャンパンにこれまでの経緯を説明し始めました。

ステイツマンのテキーラとジンジャーエールが助けたのは、キングスマンのガラハッド(ハリー)であったこと。

今のガラハッドであるエグジーは、元ガラハッドであったハリーから“物事を広い視点で見ろ”と教えてくれたと語り、今回のキングスマンのミサイル攻撃を受け、キングスマンを狙った敵には大きな企みがあるということ。

その敵は“ゴールデンサークル”という麻薬犯罪組織であるということ。

そして、その“ゴールデンサークル”のメンバーの一人がキングスマン候補生で失格となった“チャーリー”であるということ。

そして、エグジーはチャーリーの元カノの「クララ」とやり取りをしており、そのクララがグラストンベリーフェスティバル(イングランドのピルトンで1970年から行われている大規模野外音楽フェスティバル)に行くということまでわかっていました。

シャンパンはテキーラとエグジーにそこに潜入するように言いますが、その時テキーラに異変が…。



『キングスマン:ゴールデンサークル』「テキーラ」に“青い筋”?ステイツマンの秘密兵器「ウイスキー」 参上!!

テキーラの顔に青い筋が出ていたのです!

この時点では、皆青い筋が出ることはどういうことかわかっていませんでしたが、実は麻薬の中に入っている人工ウィルスに感染していると、この青い筋がまず表れるのです。

それは、後でヴィランである麻薬犯罪組織“ゴールデンサークル”のポピーアダムズが解説していましたね。

そして、テキーラは麻薬をしていたんですね。ジンジャーエールからもテキーラは“問題児”だと言われていたので、麻薬以外に他にもテキーラにはやんちゃなエピソードはありそうですね。

青い筋が出てしまったテキーラは助かるのでしょうか?

テキーラが任務に行けなくなり、代わりにエグジーと一緒にグラストンベリーフェスに潜入することになったのは、ステイツマンの中で一番優秀なベテランエージェントである「ウイスキー」でした。

ここまででお気づきだとは思いますが、“キングスマン”のように“ステイツマン”でもエージェントは「コードネーム」を使ってお互いを呼びあっています。

キングスマンのコードネームについては、こちらで詳しく紹介しています。ぜひご覧下さい!

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ウイスキーはステイツマンのニューヨーク支部にいるため、ステイツマンのスパイガジェットのメガネを着けて挨拶することができました。

キングスマンでも、離れた支部にいるメンバーとオンラインで会議していましたが、同じシステムをステイツマンでも同じシステムを使っているのは、いとこ同士ということだからでしょうか?

エンパイアステートビルと同じくらいの高さのステイツマンのビルは、ステイツマンの事業の成功の象徴のように感じられますね。



イギリスに戻ったエグジーは恋人のティルデ王女に会いに行きました。

キングスマンの襲撃を受け、落ち込んでいたエグジーにティルデ王女はサプライズプレゼントでJBと同じパグの子犬を用意していました。

パグの子犬は本当にかわいいですね。

エグジー役のタロンエガートンも子犬のようにかわいらしい笑顔を見せてくれますね〜(笑)

愛する恋人と子犬に見送られ、エグジーはウイスキーと共に任務に向かいます。

『キングスマン:ゴールデンサークル』エグジーとティルデ王女の間に亀裂が…そして王女にも“青い筋”が。

二人はグラストンベリーフェスティバルに行き、ターゲットのクララと接触します。

自信たっぷりな様子のウイスキーはクララには見向きもされず、代わりにクララはエグジーのことが気に入って任務遂行に一歩前進します。

ウイスキーが振られる時に、ウイスキーの顔の前に人差し指で“スワイプ”されていたのが、クララとウイスキーのジェネレーションギャップがよく表れていましたね〜。

エグジーの任務遂行がスムーズに進んでいましたが、その任務はクララに性的に接触してそこに発信機をしかけるというもので、それをすることにエグジーはとても悩んでいました。

エグジーは恋人のティルデ王女との関係を大切にしていて、彼女を裏切ることをしたくはなかったんですね。

エグジーは恋人のティルデ王女に電話で打ち明けます。

しかし、エグジーのそんな想いとは裏腹に恋人のティルデ王女は任務だとわかっていましたが、エグジーはティルデ王女を大切に想っていて、「一緒に人生を共に歩みたい」と話すエグジーに、その行為を許す条件として結婚の約束をエグジーに求めてもエグジーがすぐに答えられず、ショックを受けたティルデ王女はエグジーの電話を切り、そこからエグジーを避けるようになってしまいました。

誰でもそうなりますよね〜。ティルデ王女の気持ちもとてもよくわかりますね。

一人前のキングスマンのエージェントになったエグジーは、ティルデ王女への罪悪感をグッと抑えて、クララが“ゴールデンサークル”に繋がる唯一の足掛かりであることを思い出して、その任務を遂行します。

そして、無事に任務遂行したエグジーは、すぐに恋人のティルデ王女に電話をしますが、ティルデ王女はエグジーからの電話には一切出ることはありませんでした。

それだけティルデ王女は落ち込み、傷ついていたのですね。ティルデ王女がその辛さを和らげるように頼ったのが…

それは、麻薬でした。

しかし、その麻薬はポピーアダムズが人工ウィルスを加えたものだったのです。

まもなく、ティルデ王女にも顔に青い筋が出るようになってしまったのです。



『キングスマン:ゴールデンサークル』エグジーのひらめきがハリーの記憶を戻すきっかけに?

エグジーはティルデ王女と話すことができず、落ち込んでいました。

エグジーはハリーと話すことでハリーの記憶が戻ることを期待して、エグジーはハリーの元を訪ねましたが、ハリーはこの場所を去る荷造りをしている最中でした。

ハリーは帰ったら、蝶の研究をすると言い、エグジーはハリーに「自分を標本にして飾ったら?」と言います。

エグジーは自分はハリーに合うまではウジ虫みたいなもので、ハリーにキングスマンの候補にスカウトされたことで青虫になり、それを乗り越えて今のキングスマンである自分が羽が生えた蝶のように変身したと言います。

エグジーがハリーに熱く訴えかけても、今のハリーにはほとんど響くことはありませんでした。

ハリーは「エギー、君が知っていたハリーはもういない。」と、エグジーを諭します。

ちなみに、エグジーは仲間や恋人などにはきちんと“エグジー”と名前で呼ばれていますが、チャーリーやエグジーのことをよく思っていない者からは“エギー”と呼ばれています。

ハリーがここでエグジーのことを“エギー”と言っていることで、ハリーはエグジーを好意的な感じではなく、他人行儀な、距離をとっていると感じることができますね。

エグジーはティルデ王女からも、ハリーからも避けられてかなり落ち込んでいたようでしたね。

エグジーはドライブインのバーでマティーニを飲みながら、スマホの写真を見つめます。

その写真には幸せそうな笑顔のエグジーとティルデ王女、そして愛犬のJBの姿がありました。

その写真をしばらく見つめ、何かを思いついたエグジーは急いでバーを後にしました。

エグジーは何かをひらめいたんですね〜!

再び、ハリーの元を訪れたエグジーは、寝ていたハリーにお別れの餞別として子犬をハリーに渡しました。

ハリーは、子犬に笑顔を向け、嬉しそうに微笑みます。

この子犬は以前、ハリーが飼っていた犬と同じケアーン・テリアです。

子犬を大事そうに抱えるハリーが初めて笑顔を見せました。

ハリーの笑顔が見れる貴重なシーンですね!

コリン・ファースファンにはたまりません(笑)

そんな、微笑ましいハリーが抱いている子犬に向けて、エグジーはおもむろに銃口を向けます。

パニックになるハリーを冷静に追い詰めるエグジー。

そして、エグジーは「あんたも子犬を撃った。覚えていないか?」と問われ、そこからハリーの視界に無数の蝶が羽ばたき、ハリーの住んでいた家が視界に表れて徐々にこれまでの記憶がフラッシュバックで蘇ります。

エグジーの子犬を撃つ真似の行為が、ハリーの記憶を呼び覚ますトリガーになったんですね!

「自分は子犬を撃っていない。あれは空砲だった。“Mr.Pickle”は大事な犬で、自分が撃ってから自宅へ連れ帰って、膵炎で死んだ。」

顔つきもどんどん変わって、すべて思い出したハリー。

ハリーは腕に抱いている子犬を見て、別の犬だと気づきます。

そして、ハリーは目の前にいる人物に声をかけました。

「エギー」ではなく「エグジー」と。

もうそこにいるのは鱗翅類学者を目指していた記憶を失くしたハリーではなく、キングスマンのガラハッドがついに戻ってきたのです!



 

今回は、『キングスマン:ゴールデンサークル』の物語がいよいよ佳境に差し掛かり、記憶を失ったハリーが長い空白の時間から目覚めたことなどを中心に詳しくご紹介しました。

まだまだ『キングスマン:ゴールデンサークル』は続くので、続きは次回に!

乞うご期待☆!!

 

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました(*^_^*)❤



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