愛するものを奪われ、奪ったものに復讐を果たすため、闇の世界に再び舞い戻ってきた伝説の殺し屋ジョンウィック。
“ブギーマン”や“ババヤガ”という異名を持ち、“仕事”は必ずやり遂げるジョンウィックは闇の世界でも知らないものはいないほど、ジョンウィックは恐れられていました。
しかし、ジョンウィックが生きている闇社会では、闇社会の中の掟があり、どんなに最強で皆から恐れられている存在のジョンウィックであっても、闇社会を牛耳る“主席連合”の定めに従わなければなりませんでした。
しかし、ジョンウィックはこの主席連合の掟を破り、全世界から暗殺のターゲットにされてジョンウィックは命を狙われてしまいます。
闇社会を牛耳る主席連合との全面戦争を引き起こしてしまったジョン・ウィック。
ジョンウィックはこの窮地を打破するために、日本の大阪へ向かいます。
そこには、ジョンウィックの旧友である“シマズコウジ”がいたからでした。
今回は、ジョンウィックの命を繋ぎ止めるため、自らを犠牲にし、旧友ジョンウィックを守った“シマズコウジ”を演じた真田広之にフォーカスして詳しくご紹介します。
『ジョンウィック』真田広之「シマヅコウジ」が支配人の“コンチネンタルホテル”とはどんな場所?
大人気アクション映画『ジョンウィック』シリーズの4作目にあたる最新作『ジョンウィック:コンセクエンス』では、さらにこれまでのジョンウィックの世界観が広がり、とうとうジョンウィックは日本の大阪にやってきました。
『ジョンウィック』シリーズのこれまでについては、こちらで詳しく紹介しています。こちらをご覧になって『ジョンウィック』シリーズの復習にお役立てください。
ジョンウィックは闇社会を牛耳る主席連合の定めた掟を破ったことで、主席連合を敵に回してしまい、この主席連合との全面戦争に立ち向かわなければなりませんでした。
ジョンウィックの“主席連合”については、こちらで詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください!
ジョンウィックはいつ、どこで、どのようにして自分を殺しに来る世界中の暗殺者から逃げ続けなければなりませんでした。
この今の置かれている窮地を打破するために、ジョンウィックは日本の大阪へ。
そこには、ジョンウィックの旧友である“シマズコウジ”がいました。
シマズコウジは、大阪にあるコンチネンタルホテルの支配人であり、ジョンウィックとは、以前同じ稼業をしていた旧友であるんですね。
また、コンチネンタルホテルは、主席連合の掟に定められている“聖域”になります。
『ジョンウィック』のコンチネンタルホテルの役割とは…
世界中で殺し屋たちをサポートする機関。基本は「コンチネンタル・ホテル」という形で運営されており、武器や情報の調達から死体の処理まで対応してくれる。利用には特殊な金貨が用いられる。一方でホテル内では殺しをしてはいけないなどの「掟」があり、これを破ると追放や粛清が行なわれる。かなり古い歴史を持ち、本部は発祥の地とされるローマ。ただし、代表はコンチネンタル・ホテル・ニューヨークのオーナー兼支配人であるウィンストンが務める。
映画『ジョンウィック』では、殺し屋たちが“仕事”を円滑に行えるように、殺し屋たちにとって至れり尽くせりのサービスを提供してくれる場が“コンチネンタルホテル”なんですね。
またコンチネンタルホテルを利用するのに、殺し屋たちは通常の金銭ではなく、専用のコイン(金貨)を使って行われます。
『ジョンウィック』の“コイン(金貨)”について詳しくはこちらをどうぞ!!
そして、このコンチネンタルホテルの中では“仕事”をしてはいけません!
コンチネンタルホテル大阪でも、その掟は変わりません。
ジョンウィックがいたニューヨークのコンチネンタルホテルは主席連合のグラモン侯爵の手によって爆破されてしまいました。
主席連合の首長グラモン侯爵は、ジョンウィックを手助けしたものにも容赦ありません。
ジョンウィックは自分が殺されない場所“聖域”を求めて、コンチネンタルホテル大阪にやってきました。
『ジョンウィック4』真田広之のメガネ姿はかっこいい!ジョンウィックを命かけてかくまうコンチネンタルホテル大阪の支配人役!
『ジョンウィック:コンセクエンス』では、ジョンウィックを匿うコンチネンタルホテル大阪の支配人の「シマヅコウジ」を真田広之が演じました。
真田広之は着物を現代風にアレンジしたモダンな衣装で、またメガネを掛けて登場しました。
真田広之のメガネ姿もかっこいいですね~。
真田広之といえば、もうすっかりハリウッド俳優ですね!真田広之については、こちらでもっと詳しく人物紹介をしていますので、こちらもぜひご覧ください!!
実は、真田広之は『ジョンウィック:コンセクエンス』の前作でシリーズ3作目の『ジョンウィック:パラベラム』に出演予定があったそうなんです。
しかし、真田広之は『ジョンウィック:パラベラム』撮影直前に怪我をしてしまったそうなんです!!
そんなアクシデントがあったんですね〜。
真田広之は現地まで行ったそうなんですが、怪我の回復が間に合わなかったらしく泣く泣く降板したとのことだったんです。
真田広之の怪我を心配して、キアヌ・リーブス本人からも真田広之の元へ電話してくれたんだそうです。
キアヌ・リーブス直々に電話が真田広之の元へあったんですね。わざわざお見舞いの電話をしてくれるなんて、キアヌ・リーブスの人柄の良さを感じてしまいますね。キアヌ・リーブスも真田広之と共演できずにがっかりしたでしょうね。
今回の真田広之の怪我は、『ジョンウィック:パラベラム』に出演が決まった真田広之が自主トレしていた際に、アキレス腱を切ってしまったそうなんです。
真田広之も相当キアヌ・リーブスとの共演に力が入っていたんでしょうね〜。
第3作目の『ジョンウィック:パラベラム』では怪我のために出演できなかった真田広之に新たにチャンスが巡ってきました。
第4作目の『ジョンウィック:コンセクエンス』への出演依頼が真田広之の元へある人物から電話でかかってきました。
その電話の相手はチャド・スタエルスキ、『ジョンウィック』シリーズの監督からでした。
真田広之への電話でチャド・スタエルスキ監督は…
『君のために役を作ったから、“はい”と言ってくれ。しかも、ジョン・ウィックの古い友人という設定でお願いしたいんだけど。」
チャド・スタエルスキ監督はどうしても真田広之に出演してほしいという気持ちがとても伝わってきますね。
それに対して、真田広之は…
「前回、迷惑かけたにも関わらずまた声をかけてくれて、これは何としても応えなきゃという思いがあるうえに、“長年の友人”という設定がすごく嬉しかったです。二つ返事で「やります。撮影現場で会いましょう」と、即答しました。」
真田広之も、前回『ジョンウィック:パラベラム』に出演が決まってから、自主トレーニング中に起こした怪我によって、降板してしまったことを挽回したい気持ちと、あとチャド・スタエルスキ監督が真田広之のために、ジョンウィックの長年の友人という役を作ってくれたことが嬉しかったんですね。
実際真田広之とキアヌ・リーブスは2013年公開の『47RONIN』で共演し、お互いを尊敬しあえるようないい間柄になっているそう。
キアヌ・リーブスは真田広之の事を尊敬の意味を持って“マスター”と呼んでいるみたいなんです。
真田広之は、今回の『ジョンウィック:コンセクエンス』でキアヌ・リーブスと再共演することについて…
「キアヌとは12年ぶりの共演だったんですが、今回は旧友同士の役だったのでそのまま役に関係性を投影できました」
そうなんです、真田広之演じる「シマヅコウジ」はジョンウィックの旧友で、シマヅコウジは孤立無援なジョンウィックの絶体絶命のピンチを救ってくれた恩人なんです。
このジョンウィックとシマヅコウジの固い絆が描いているバックボーンには、演じているキアヌリーブスと真田広之という二人の信頼関係があるからこそ、より真実味が伝わってくるんでしょうね。
シマヅコウジはジョンウィックを助けることで、自分自身の立場も危うくなりますが、そんなことを気にせず、主席連合からコンチネンタルホテル大阪が聖域解除になったあとも、主席連合に応じず、ジョンウィックを匿うために闘います。
シマヅコウジは、自身の娘の「アキラ」から止められても、ジョンウィックを見捨てることはありませんでした。
そして、コンチネンタルホテル大阪が戦場へと変わります。
『ジョンウィック』真田広之の娘役「アキラ」は“リナ・サワヤマ”俳優デビュー!本当の親子のように息ピッタリ!
『ジョンウィック:コンセクエンス』でジョンウィックを助けたシマヅコウジには、娘がいました。
その娘の名は、「アキラ」。アキラを演じるのは、リナ・サワヤマです。
イギリス在住のアーティストで、リナ・サワヤマは本作『ジョンウィック:コンセクエンス』で女優デビューを果たしました。
『ジョンウィック:コンセクエンス』でのリナ・サワヤマ演じる「アキラ」の存在感は抜群で、激しいアクションにも挑む「アキラ」はとてもかっこいいです!
リナ・サワヤマについては、こちらでさらに詳しくご紹介していますので、ぜひ、ご覧くださいね♪
リナ・サワヤマは、これまでのアーティスト活動とは異なり、演じることについても初めてなので、わからないことはたくさんあったそう。
アーティストとしては大成功を収めているリナ・サワヤマも女優としては初めてのこと、右も左もわからないリナ・サワヤマの手をとって導いてくれたのは、真田広之でした。
真田広之は、リナ・サワヤマについて…
「今回、娘役のリナ・サワヤマさんは、演技が初めてということもあって、なるべく父親と娘の絆作りをしようと思い、トレーニング中やトレーニングの後に1日1回は読み合わせをしたり、歩きながら演技のプランを立てたりっていう時間を極力作りました。」
大ベテランの真田広之の方から、リナ・サワヤマの演技指導や、読み合わせや、演技の方向性を一緒に考えたりと真田広之自ら働きかけていたんですね。
「その中で、自分の世代とは違うもの、彼女なりの感性で感じること、脚本から読み取ることの違いなどを知って、学ぶところもありましたし、それを活かすにはどうしたらいいかと考えて、逆にいろいろ教えたりもしました。動きの見せ方でもカメラのアングルによって、どうすれば最も効果的に見えるかとかね。」
真田広之の方が、俳優キャリアも断然長いですし、教えれることの量は圧倒的な差がありそうですが、真田広之はリナ・サワヤマから若い世代の考えや、リナ・サワヤマの感性など学ぶところもあったと謙虚に受け止められていますね。
また真田広之は、今は俳優業だけではなくプロデューサーとしても作品に携わっているので、一俳優としてだけではなく、映画を作る側の視点にも立っているんですね。
「そうして、できるだけ時間を共有して親子の距離を縮める役作りをしました。なので、初日に現場に入る頃には、なんだか本当の親子のような感じがしました。彼女も自信を持って現場に出て来たので、短期間でも、いい時間を持てばここまでこれるんだということを知って、その反応の早さや良さ、感覚の素晴らしさを見せてもらえました。」
真田広之は、積極的にリナ・サワヤマとコミュニケーションをとって、本作品『ジョンウィック:コンセクエンス』で本当の親子のようにリナ・サワヤマと絆作りをしていたんですね。
リナ・サワヤマの素晴らしい「アキラ」の演技を引き出した立役者の一人が父親の「シマヅコウジ」の真田広之だっだんでしょうね。
『ジョンウィック:コンセクエンス』でも、リナ・サワヤマ演じる「アキラ」と真田広之演じる「シマヅコウジ」の間柄も、昔の時代劇のような感じなんです。
娘「アキラ」は父親の「シマヅコウジ」をとても尊敬し慕っていて、父親の「シマヅコウジ」も娘「アキラ」を大事に思っている様子がよくわかりました。
二人が並んで歩く姿もとてもかっこいいです〜!
「アキラ」演じるリナ・サワヤマは落ち着いた印象から激しいアクションシーンを魅せる「静」と「動」の演技がとても印象的でした。
しなやかな身のこなしで、身体の柔軟性も高いリナ・サワヤマ。アキラの武器が“弓”だったのですが、アキラの武器が刀や銃なら近接攻撃ももっと有利になったのに〜と感じてしまいました。
ジョンウィックが現れたことで、ここコンチネンタルホテル大阪が危機的状況になり、アキラはジョンウィックに対して敵意を剥き出しにしますが、アキラの父親のシマヅコウジの心情を汲み取り、ジョンウィックと一緒にアキラも闘います。
アキラはこの闘いで、尊敬する大好きな父、シマヅコウジを失うことになります。
父の命を奪った男は、父の旧友でもあり、今はジョンウィックの命を狙っている盲目の暗殺者「ケイン」でした。
『ジョンウィック:コンセクエンス』真田広之の敵は香港大スター“ドニーイェン”!カンフーマスターと日本の殺陣が芸術的な闘いに!
『ジョンウィック:コンセクエンス』映画序盤のクライマックスは、アジアの大物俳優対決ですね!!
日本代表ハリウッド俳優の真田広之 VS 香港代表の大スターのドニーイェン!
めちゃくちゃ豪華!豪華過ぎます!!
ドニーイェンは香港の大スターでありながら、武術家でもある“カンフーマスター”です!ドニーイェンが繰り出すアクションはスピード感がケタ違いですよね!!
最強の暗殺者「ケイン」を演じたドニーイェンについては、こちらで詳しく紹介しています!ぜひご覧になってください♪
『ジョン・ウィック』シリーズのチャドスタエルスキ監督は、実は往年の日本を誇る大スター勝新太郎の名作『座頭市』に強く影響を受けて、『ジョンウィック:コンセクエンス』の「ケイン」のキャラクターを作り出したそうです!
「ケイン」の盲目で抜刀術に長けているところは『座頭市』の主人公そのものですね!
そして「ケイン」は最強の暗殺者というだけあって『ジョンウィック』シリーズで欠かせない“銃”の扱いもすごい巧みに使います!
対する真田広之演じる「シマヅコウジ」は、キアヌリーブスとチャド・スタエルスキ監督が真田広之の出演を熱望し、真田広之のために作り上げたキャラクターになるんです。
ドニーイェンの「ケイン」と真田広之の「シマヅコウジ」、この二人の夢の共演を現実のものにした、二人のファンでもあるチャド・スタエルスキ監督の熱意がとても感じられますね!
チャド・スタエルスキ監督は…
「彼らのためのシーンをしっかり用意したいと思った。ヒロユキさんは日本の文化、日本のマーシャルアーツにおいて伝説の人だ。僕らはその人が持つものを見せられるよう、その人に合わせてシーンを作るようにする。だからヒロユキさんとドニーのシーンをデザインするのは重要だった。彼らがジョンにとっていかに大切な存在なのかも見せたかった」
「ケイン」と「シマヅ」の二人の決闘は、コンチネンタルホテル大阪の庭で行われるのですが、暗闇の中にネオンの赤が光る、とてもエキゾチックな空間で闘いの火蓋が切って落とされます。
二人の死闘の行く末は?手に汗握るドニー・イェンと真田広之の超レアな闘いをぜひご覧ください!!
今回は、コンチネンタルホテル大阪の支配人でもあり、ジョンウィックの旧友でもある「シマヅコウジ」を演じた真田広之についてご紹介しました。
「シマヅコウジ」の復讐を果たすため、娘の「アキラ」は『ジョンウィック:コンセクエンス』のエンドロール後、ある行動に出るのですが、その結末は一体どうなるのか?まだ明かされていない『ジョンウィック』の続編がとても楽しみです!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました(*^^*)❤
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