常識破りの最高に上がるキレッキレアクション!今までこんなにぶっ飛んだスパイ映画があっただろうか?クールな紳士スパイが超過激に敵を撃つ!!
『キングスマン』…この映画は、まさにその通りの作品なんです!!
今までのスパイ映画の常識をガラッと変えてしまった映画が『キングスマン』です。
『キングスマン』はアクション多め、グロさも多めですが、それを品格の滲み出ている英国紳士が行うことで洗練されたものに変わり、観る人を魅了してしまうんですね〜。
今回は『キングスマン』ってどんな映画?がわかるよう、あらすじ(完全ネタバレあり)をわかりやすくご紹介いたします。
『キングスマン』ってどんな映画?
映画『キングスマン』(原題: Kingsman: The Secret Service)は、原作はコミックの『キングスマン:ザ・シークレットサービス』(マーク・ミラーとデイヴ・ギボンズ作)を2014年にマシュー・ボーン監督が実写映画化した作品となります。
『キングスマン』は、もともとは原作コミックからの映画だったんですね〜。
この『キングスマン』は世界的に大ヒットして、全世界で4億1,400万ドル以上の興行収入を記録したんです!!
マシュー・ヴォーン監督が手掛けたこれまでの作品の中で最も商業的に成功した作品となったんですね〜。
スパイ映画の常識をブッ飛ばす、キレッキレのノンストップ・スパイアクション!『キングスマン』
このキャッチコピーのように、キレッキレのアクションは『キングスマン』の一番のみどころです!!
そんなキレッキレアクション・スパイ映画『キングスマン』はこれまでに3作品製作されています。
『キングスマン』、『キングスマン:ゴールデンサークル』、『キングスマン:ファーストエージェント』の3作品の特徴と見る順番はこちらで詳しく紹介していますので、ぜひご覧下さい!
『キングスマン』あらすじ(完全ネタバレしています)
まずは、キングスマンのあらすじから…
本編の17年前に、舞台は中東、秘密結社の“キングスマン”のメンバーである「ガラハッド」こと「ハリー」と他のメンバーは、任務中に敵の自爆攻撃を受けますが、キングスマンの候補生である「リーアンウィン」の咄嗟の行動で間一髪、命を救われます。
そして、ガラハッドは自分たちのために命を張って守ってくれた「リー・アンウィン」の家族を訪ね、リーの息子「エグジー」に、助けが必要になったときのためにと連絡先が記されたメダルを渡します。
幼い子供時代のエグジーが可愛すぎます!
それから17年後、アルゼンチンの雪山の山頂にあるコテージに「ヴァレンタイン」一味に捕まったアーノルド教授が拉致されていました。
アーノルド教授を救い出すため、“キングスマン”のメンバーの「ランスロット」が乗り込みます。
しかしランスロットは間もなく、ヴァレンタインの側近の「ガゼル」に返り討ちにされてしまいます。
ガゼルの脚は義足で、切れ味抜群です!!
ランスロットがいなくなったことで、キングスマンのメンバーは、その空席を埋めるため新たなキングスマン候補生を探し始めます。
場面は変わって、下町のアパートに住む「エグジー」は、幼少期は成績優秀、体操競技ではオリンピックも期待されるほどの実力の持ち主でした。
エグジーは17年前にガラハッドを救ったキングスマン候補生だったリーアンウィンの息子です。
「エグジー」を演じるのは、期待の若手俳優“タロンエガートン”です。
タロンエガートンについては、こちらで詳しく紹介していますので、ぜひご覧下さい!
しかし、現在のエグジーは、母親の再婚相手の義理父との折り合いが悪く非行に走り、麻薬やケチな犯罪を繰り返し、無職の状態でした。
ある夜、エグジーは義理父の子分の車のキーを盗んで、その車で暴走した挙げ句、警察に逮捕されてしまいます。
警察署でエグジーは刑事から電話を掛けることを許され、肌に身に着けていたメダルを取り出し、そこに書かれていた番号へ電話を掛けます。
繋がった先は、女性の声で「お客様サポートセンターです」と名乗りました。
そこで、エグジーはメダルを貰った時に、ハリーから教わった言葉「ブローグではなくオックスフォード」というセリフを伝えます。
このセリフは“キングスマン”へ通じる合言葉となり、その後エグジーはすぐに釈放されます。
エグジーの釈放を伝えられた刑事のやりきれなさがとても伝わりました。
なにか大きな圧力が加わっていると、よく分かる場面ですね〜。
エグジーが警察署を後にすると、そこにある人物がエグジーを待っていました。
その人こそ、“キングスマン”である「ハリー・ハート」、エグジーにメダルを渡した人物でした。
「ハリー・ハート」を演じるのはオスカー俳優のコリン・ファースです。
“キングスマン”にふさわしく、イギリスを代表する英国紳士ですね〜。
コリン・ファースについては、こちらで詳しく紹介していますので、ぜひご覧下さい!
ハリーとエグジーは、パブへ。(この後『キングスマン』の名場面の“バーファイト”が行われる場所です)
ハリーはエグジーに、エグジーの父親に17年前に助けてもらったこと、そして、才能を潰している現在のエグジーの状況を話します。
ハリーはリーアンウィンは誰よりも素晴らしいキングスマンになれたとずっと思っていました。
アーサーからリーアンウィンのことを“実験”(上流階級でない人物をキングスマンの候補生にしたこと)は失敗だと言われても…
ハリーは、昔ながらの出身階級に重きを置くアーサーと違い、時代の変革期で貴族階級はもう力がないと、個人の素晴らしさは階級で測れないと思っています。
ハリーは、キングスマンの候補生だった「リー・アンウィン」の残された家族のことをずっと気にかけていました。
そして、エグジーが素晴らしい才能を持っているのに、それを活かさず腐らせていることにハリーは我慢ならなかったんですね。
エグジーは、無職なのは、“就職先がないから”と、体操競技でオリンピックを期待されていたのにやめたことについては“義理の父ができてやめたくなった”と、海兵隊を除隊したのは“母が嫌がった”からといつも他人のせいにしてばかりでした。
そこをハリーにつかれたエグジーは、“人のことを何も知らず上から目線で判断するけど、どうにもならない、自分も裕福な生まれならハリーみたいになれる”と反論します。
ちょうどそこへ、義理父の子分たちがパブへ乱入し、エグジーに文句をつけますが、ハリーのことを侮辱したチンピラたちをハリーは“教育”します。
ハリーはゆっくりと立ち上がり、歩き出します。
ハリーは後に映画『キングスマン』の名言になるある言葉を言いながら、店の鍵をかけます。
「Manners maketh man」(マナーが人間を作るんだ)
そして、襲いかかってきたチンピラたちをスパイのガジェットも使いながらハリーは華麗に倒していきます。
これには、エグジーもびっくりです!!
最後にハリーはエグジーの記憶を消去しようとしますが、エグジーは絶対に誰にも話さないことを誓い、記憶を消去されることはありませんでした。
自宅に帰ったエグジーは、義理の父ディーンの子分たちがハリーにやられたことで怒り心頭。エグジーにパブで会っていたのは誰かと殴られながら激しく問い詰められます。しかし、エグジーはハリーとの約束を守り、一切話しませんでした。
ディーンはエグジーを更に脅し、エグジーに包丁を突きつけます。ディーンは「ここで、お前を殺しても誰にもバレねぇぞ」と言いますが、その時ハリーの声がします。
「私にバレる」と。「私は君を一生刑務所に入れることもできる、ディーンくん」と。
実は、ハリーはエグジーとパブで別れ際に、エグジーに小さなGPS的なものを服につけていたんです。
ハリーにはエグジーとディーンの会話は筒抜け状態だったんです。
ハリーはエグジーのことを心配していたんですね。
そして、ハリーはエグジーにある洋服店に行くように指示します。
エグジーが家から出ると、パブでハリーにやられたチンピラたちが待ち構えていました。
エグジー万事休す!かと思いきや、体操競技でオリンピックを期待されていた実力のあるエグジーは華麗に隣の建物に飛び移り、見事なパルクールを披露してすぐにチンピラたちから離れることができました。
そしてエグジーはハリーに言われた洋服店“Kingsman”へやってきました。
ハリーはエグジーを店の中へ案内します。
そして、エグジーを鏡の前へ立たせます。
ハリーはエグジーに鏡の中に何が見えるか聞きます。
エグジーは「一体何だ?と戸惑っているやつが見える」と答えます。
続いてハリーは、鏡の中には見えるのは「将来有望で忠誠心のある若者、命令をこなし、正義を信じる男」と答えました。
そうです、ハリーはエグジーこそ“キングスマン”の候補生にふさわしい人物であると思っていたんですね。
ちなみにエグジーの父親の「リー・アンウィン」のこともハリーが推薦したということです。
エグジーがここ、“キングスマン”へ来ることは運命だったんですね。
ハリーは映画を例えに、エグジーに“生まれの貧しさでは人生は決まらない、学ぶ意欲さえあれば変われるんだ”と伝えます。
エグジーは「マイ・フェア・レディ」みたいと言いますが。
ハリーはエグジーを“キングスマン”に育てたいと言い、そこで“キングスマン”が仕立て職人ではなくエージェントであることを初めて打ち明けます。
エグジーはハリーに興味はあるか尋ねられると「失うものはない」と快諾します。
そして、エグジーはハリーから“キングスマン”の歴史を教えられます。
1849年以来、この店の顧客は強大な権力者たちだ。1919年の第一次世界大戦で多くの跡継ぎが死に、多額の遺産が宙に浮いた。権力者たちは世界の平和を願い、その資産を善行のために役立てる決心をした。そして、この店の副業が始まった。秘密裏に活動している国際的な独立諜報機関が“キングスマン”。政府の諜報機関のように政策やしがらみに影響されない。スーツは現代版の鎧であり、“キングスマン”は新時代の騎士である。
そして、ハリーとエグジーはキングスマンの店の中にあるエレベーターで地下深くまで降り、そこからさらに別の場所へと移動していきます。
ハリーとエグジーがついたのはキングスマンの本拠地でした。
あまりの壮観な風景に驚いているエグジーを微笑ましく見るハリーが、呟きました。
「君の父も同じ顔をしていた」と。
ハリーはエグジーを「マーリン」という男性に引き渡し去っていきました。
エグジーが通された部屋には、他にも人がいて、その人たちはエグジーと同じ“キングスマン候補生”だったのです。
続けて部屋に入ってきた「マーリン」がエグジー含めそこにいる候補生を整列させ、説明を始めます。
「マーリン」を演じるのは、マーク・ストロングです。
ヴィラン役としてもとても有名ですね。
『キングスマン』では、「マーリン」もとても人気のキャラクターです。
マーク・ストロングについては、こちらで詳しく紹介していますので、ぜひご覧下さい!
マーリンはキングスマン候補生の“教官”であり、これから候補生達に様々な試練を与える“面接”をし、最後に残った一人が“ランスロット”を引き継ぐと伝えます。
その時に、マーリンは各候補生のベッドの上に置いてある袋が死体を入れる袋であること、そしてそこに自分の名前と最も親しい近親者の名前を一緒に書くように指示します。
マーリンは、この仕事は死と隣り合わせなこと、しかも秘密厳守が求められること、仮に秘密を漏らした場合は、袋に書いてある名前の本人と近親者がその袋の中に入ることになると、半ば脅しにも取れるような恐ろしいことを候補生達に伝えます。
エグジー以外の候補生たちは、それについては事前に知っていたようですが、エグジーは初めて知らされたので、びっくりした様子でしたね。
キングスマンの候補生は上流階級出身者が多く、エグジーに対してマウントをとってくるチャーリー以外に、女性の候補者でロキシー(ロクサーヌ)がいました。
ロキシーは上流階級出身ですが、エグジーに最初に話しかけ、マウントをとるようなことはなくとても親しみやすい人物でした。
キングスマンの候補生はやがて、眠りにつきますが、寝静まった夜に思いもしれないことが起こります。
なんと、部屋に水が溢れてきて、どうやって生き残るかサバイバルが始まったのです!!
キングスマン候補生になると、おちおち寝ることも許されないんですね〜。
これが、初めての課題でした。
エグジー以外の候補生たちは、チャーリーなどサバイバルの知識があり、皆一斉にそのような行動に出ますが、エグジーは違いました。
エグジーは、ドアが開かず、そこからの脱出ができないとわかり、部屋にある鏡の存在に気づきました。
エグジーは、ハリーに会う前に警察署にいたときのことを思い出したのでしょうか?
エグジーは機転を利かせ、鏡がミジックミラーになっていると思いつき、その鏡を拳で殴り、鏡が割れたことで、隣の部屋に流されて無事助かることができました。
マーリンは、チャーリーとロキシーが声をかけ、他の候補性たちがしていた行動について補足します。「トイレに管を通せば、空気を吸うことができる。簡単なこと、覚えておくように」と。
そして、マーリンはエグジーがマジックミラーに気づき、鏡を割ったことに対しても褒めましたが、今回の課題はひとり残らず、失格であると告げました。
マーリンは「全員最も大事なことを忘れている。チームワークだ。」と伝えました。
そして、部屋を見渡すとそこには逃げ遅れて、横たわっている候補生がいたのです。
マーリンは、キングスマン候補生にチームワークの大切さ、協調性を最大限に伸ばすことを図って、子犬を一匹選んで、その子犬と行動を共にし、世話をして躾るように命じます。
子犬をしつけ、世話し、行動することが、自分自身の協調性を鍛えられるというのです。
たしかに、マーリンの言う通り!私も犬を飼っているので、本当にそう思います!
エグジーはロキシーがプードルを選んだことに対して、笑っていましたが、実はプードルはもともと猟犬であり、使役犬なので人のために働く犬で訓練もしやすいと教えられます。
プードルと聞くとトイプードルをイメージしがちですが、もともとプードルは中型犬で、人のために働く使役犬(現在は介助犬としても活躍している)であったことを改めて思い出させてもらえました。
エグジーが選んだ犬はパグでした。エグジーはパグを知らなかったようで、ブルドッグと思って、これから大きくなると見越していたようですが、パグは小型犬なんですよね〜。
どちらかというと愛玩犬で、、、(笑)エグジーの思惑は見事に敗れてしまいました。
しかし、エグジーはもともと成績優秀で、機転が利くので、その後キングスマン候補生の課題はなんなくこなしていきます。
エグジーは射撃の腕もピカイチで、夜間射撃も見事な腕前を披露しました。
スカイダイビングでレーダーに感知されずに目標地点に着地するという課題では、エグジーはひどく怯えているロキシーを励まし、エグジーのパラシュートが開かなかったらという想定外な出来事にもロキシーと協力して、これまでの新記録の高度90メートルでパラシュートを開くという荒業までやってのけます。
実際はエグジーのパラシュートは開いたんですが、エグジーはマーリンにまんまと踊らされてしまいました。
エグジーが“キングスマン”になるために奮闘している姿、思わず応援したくなりますね!!
ここまでは、エグジーがキングスマンを目指す道をお伝えしてきましたが、『キングスマン』のヴィランについて、また物語の後編はこちらから。ぜひご覧下さい!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました(*^_^*)❤
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