ヴェノム赤いやつはヤバいとは?『レット・ゼア・ビー・カーネイジ』意味は?

SF映画

史上最も残虐な悪<ダーク・ヒーロー>が誕生する。俺たちはヴェノムだ。

これまでに見たことのないような、見た目はエイリアンそのものなキャラクターのヴェノム。

最初に映画『ヴェノム』を見るまでは、ヴェノムの見た目からかなり拒否感がありました。

実際見てみると、ヴェノムは主人公「エディ・ブロック」のことが好きないいヤツなんですね〜。

それは、ヴェノムが自分のことを一人称の“俺”ではなく、二人称の“俺たち”ということからわかります。

映画『ヴェノム』を観るにあたり、ヴェノムの知識がない状態だと少し頭がこんがらがることもあったので、今回は映画『ヴェノム』について、また続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』でなぜ、ヴェノムは「赤はヤバい」と恐れたのかについてもわかりやすくご紹介したいと思います。



ヴェノムとはどういう意味?

まずは、ヴェノムとはどういう意味かというと…英語では“Venom”は毒、毒液を意味します。

おもに、動物や特定の蛇や毒性の昆虫(蜘蛛やサソリなど)によって分泌される毒のことを指します。化学的なものというより、天然の毒というイメージですね。

ちなみに、毒を意味する英語で“Poison”もありますね。

poisonとvenomは毒がどのように対象に入り込むかで使い分けられています。 poisonは呼気や口、皮膚から摂取される毒に対して使われます。 venomは噛んだり刺されたりした時にできる傷口から入る毒をさします。 ヤドクガエルやフグの毒はpoison、毒ヘビや毒クモの毒はvenomといった感じです。

攻撃的に対象のものに毒を入れる⇒Venom

ゆるやかに対象のものに毒を入れる⇒Poison

たしかに、ヴェノムが寄生するときはじんわり、ゆるやかに寄生するのではなく、狩りをするライオンのように相手に攻撃的に乗り移っているということからこの“Venom/ヴェノム”のイメージにピッタリですね!



ヴェノムとは一体何者?エディに寄生している意味は?

映画『ヴェノム』では、『スパイダーマン』に出てくるヴェノムのリブートになっている作品のため、『スパイダーマン』のことは明かされていないので、今回は映画『ヴェノム』にフォーカスしたいと思います。

ヴェノムは地球上にある生命体ではなく、“シンビオート”になります。

シンビオートとは…

ほかの生物と肉体的かつ精神的に結合することのできる地球外の寄生生物

寄生生物?そうなんです。このシンビオートというのは、生き物に乗り移る前の見た目はスライムみたいなグニョグニョ動く液体状のエイリアンなんです。

地球にきたシンビオートは単体で生きられないため、生き物(主に人間が多い)に乗り移ることで地球でも生きられるようになります。

そして、あるシンビオートがエディ・ブロックに寄生するんですが、その寄生したシンビオートが“ヴェノム”と名乗ります。

映画『ヴェノム』で主人公「エディ・ブロック」を演じているのはトム・ハーディです。

トム・ハーディについてはこちらで詳しく紹介しています。ぜひ、ご覧ください!

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シンビオートは、寄生したものそれぞれで名前を変えていきます。

映画『ヴェノム』でエディ・ブロックの敵役となるカールトン・ドレイクに寄生したシンビオートは“ライアット”、エディ・ブロックの元恋人の女性アン・ウェイングに寄生した時は“シーヴェノム”と名乗っています。

シンビオートが取り込まれたものは宿主となりますが、宿主のメリットとしては、

  1. 人間を超えた身体能力を持つ。
  2. 宿主をあらゆる攻撃や過酷な環境から守る。
  3. 怪我や致命傷を負っても優れた回復能力があり、すぐに復活できる。

シンビオートに寄生されることによって、宿主は超人的なずば抜けたスーパーパワーを手に入れることができるんですね!

ヴェノムの宿主のエディ・ブロックは折れた脚が一瞬で治っていました!

そして、寄生したシンビオートがヴェノムや他の名前があるように、宿主によってシンビオートにも気質や性格などに差があるようです。

もともとシンビオートというのは、悪神ヌールが自らの影から生み落としたものであるということから、シンビオートは凶悪で凶暴な性格というがデフォルトになっているようです。



しかし、寄生した宿主の人間性や性格などの影響をうけて、シンビオートの特性が変わります。

善良な人間に寄生すれば善良になり、悪人に寄生すれば極悪になる、シンビオートとは、いわば鏡のような性質でもあるんですね。

それは性別にも表れます。男性に寄生すればムキムキマッチョに、女性に寄生すればグラマーなスタイルに変化するのも面白いですね。

もともとのデフォルトは凶悪なシンビオートがエディ・ブロックに取り付いたヴェノムとなったらどうなるのでしょうか。

エディ・ブロックは元新聞記者で、正義感が強く、鋭く問題に切り込むスタイルで人気がありましたが、触れてはいけないところへ触れてしまったため、キャリアも恋人も失ってしまいます。

エディ・ブロックはふさぎこんで、悪事を働いているところを見ても見ぬふりをしますが、やはり正義のため、再度不正を暴くため奮闘していたエディが、シンビオートに寄生されてしまいます。

それがヴェノムとなり、悪いところもあるが、正義感も強いエディが宿主となったため、ヴェノムは善悪を持つ“アンチヒーロー”になりました。



そして、ヴェノムはエディ・ブロックを乗っ取らず、共生して、自分のことを“俺たち”と呼ぶようになります。

しかし、なぜヴェノムはそんなにエディ・ブロックのことを気に入ったんでしょうか。

それは、エディ・ブロックが“負け犬”だったからで、ヴェノムは自分もここに来るまでは同じ負け犬だったからと言います。

そして、ヴェノムはエディが不正を暴くため奮闘している姿を見て、ヴェノムもシンビオートのリーダーでカールトン・ドレイクに寄生している「ライオット」に反逆することを決意します。

エディのこれまでの経緯をヴェノムが知っているのもシンビオートに寄生された宿主はその宿主の能力や特性だけでなく、過去の経験や記憶も手に入るから、ヴェノムはエディが自分と同じ“負け犬”だとわかったんですね。



ヴェノムの『レット・ゼア・ビー・カーネイジ』とはどういう意味?あらすじは?

『ヴェノム』続編の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』とは一体どういう意味なんでしょうか?

「レット・ゼア・ビー・カーネイジ」とは、直訳すると「大殺戮(だいさつりく)よ、起これ」です。

サブタイトルが怖すぎですね。

このようなサブタイトルがついてるのは、シンビオートが「クレタス・キャサディ」という人物に寄生したことが関係しているんですね。

「クレタス・キャサディ」とは連続殺人鬼で、映画『ヴェノム』の終盤、新聞記者であるエディ・ブロックにこう告げます。

「俺がここを出たら、大殺戮(カーネイジ)になる」

そして、続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のあらすじは…

「悪人以外を食べない」ことを条件に、ジャーナリストのエディの体に寄生した地球外生命体=シンビオートのヴェノムは、食欲の制限からくるストレスに苛まれる日々を送っていた。そんななか、未解決事件の真相を追うエディは刑務所で一人の死刑囚クレタス・キャサディと再会。幾度も猟奇殺人を繰り返してきたシリアルキラーであるクレタスは、死刑執行の瞬間に“カーネイジ”へと覚醒し、世界を闇へ変えていく。

エディ・ブロックとヴェノムの共生は続いているんですが、ヴェノムが自由にできないいらだちから二人は仲違いし、ヴェノムはエディのもとを去ってしまいます。



続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』で、エディの元を去ったヴェノムが仮装パーティーに紛れ込むんですが、ヴェノムがエディの愚痴をマイクで叫び観客に喜ばれている様子を見てご満悦なところとか、ヴェノムの食用にするニワトリをかわいそうだからペットにするとか、今作ではヴェノムのかわいいところがたくさんでてきますよ〜。

また、前作より、シンビオート同士の戦闘シーンも多く、ヴェノムとカーネイジの対決もハラハラ・ドキドキでした!

『ヴェノム』の次回作に繋がる重要な伏線もあるので、最後までしっかりご覧くださいね!

 



ヴェノムの『レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の「赤いやつはヤバい」の意味とは?

そして、本作『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』で一番のギモンが残ったところは、クレタス・キャサディに寄生したシンビオート“カーネイジ”を見た瞬間、ヴェノムが「赤はヤバい」といって尻込みするところです。

その後、エディはヴェノムに戦ったら好きなだけ人を食べていいと言われ、戦線復帰しますが。

映画の中でなぜ、赤がヤバいのかについては明確に触れられていませんでしたが、シンビオートはもともとのデフォルトは凶悪で凶暴であり、シンビオートは寄生した宿主によって特性が変わること、シンビオートは宿主と感情や欲求が一致することによってシンビオートと宿主の結びつきがより強くなることで、さらにカーネイジが凶暴で凶悪なものへと変化を遂げていくということは理解できますね。

クレタス・キャサディは赤毛であり、赤い車を盗んだように赤が好きで、シリアルキラーでたくさんの血を見てきたことから、赤色に取り憑かれたような人物。

そして、たくさんの血を知っていることで、エディの血が普通ではない事に気づき、そのヴェノムが寄生しているエディの血からシンビオートがクレタス・キャサディに寄生します。



善悪があるエディ・ブロックに寄生したヴェノムは善良な人を助けるアンチヒーローになりました。

連続殺人鬼、シリアルキラーのクレタス・キャサディにシンビオートが寄生したら…

そうです。デフォルトがもともと凶悪なシンビオートがますますそれに拍車がかかり、クレタス・キャサディの血の色の赤にこだわる特性を持った大殺戮を引き起こす“カーネイジ”へと変貌をとげるんですね。

ヴェノムは、エディ・ブロックの血を介して自分から派生したシンビオートがカーネイジになっていて、それがわかっているから「赤はヤバい」とおそらく発言したんでしょう。

また今回は、映画『ヴェノム』についてお伝えしてきたので、スパイダーマンについては触れませんでしたが、シンビオートは特殊なエイリアンでマルチバース(多元宇宙…私達のいる宇宙以外に観測できない別の宇宙が存在しているということ)=別の次元のヴェノムと記憶を共有できるらしく、赤はスパイダーマンを連想させる色で、ヴェノムは敵対していたことから「赤はヤバい」と思ったようなんです。

どちらにしても十分なくらいヴェノムにとって赤が脅威的な色であるとわかりますね〜。

クレタス・キャサディは前作『ヴェノム』の最後で言い放った言葉が、本当に現実のものに変わってしまいました。

「俺がここを出たら、大殺戮(カーネイジ)になる」



映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の終盤では次回に繋がる重要な要素が盛り沢山でしたね。

ヴェノムのシンビオートには、まだまだたくさん種類があるので、次回作ではまた新しいキャラクターの登場があるかもしれませんね。

そして、いよいよヴェノムの次回作『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス/Venom:The Last Dance』は、2024年11月1日公開予定です!!

次回はヴェノムとエディがどんな活躍をするのか、またかわいいヴェノムも見れるといいですね(笑)

ヴェノムの次回作『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス/Venom:The Last Dance』が楽しみです♪

 

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました(*^_^*)❤



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