これまで『キングスマン:ゴールデンサークル』のあらすじを振り返ってきましたが、とうとう今回がラストになります。
実は、ヴィランはポピーアダムズ一人ではなく、もうひとりいました。
ラストに裏切り者は、ポピーアダムズのキッチンにある巨大なミンチ製造機に…
それでは、『キングスマン:ゴールデンサークル』の続きになります。
『キングスマン:ゴールデンサークル』ネタバレありのあらすじと感想【Vol.7】
『キングスマン:ゴールデンサークル』ポピーアダムズの最期
とうとうポピーアダムズのところへやってきたハリーとエグジーでしたが、解毒剤発送のアクセスコードを入力するアタッシュケースをチャーリーが持って逃げ、ポピーを守るために、ロボットの猛犬「ジェット」と「ベニー」がハリーを襲います。
この機械の犬は、獰猛なドーベルマンをロボットにしていて、とてつもなく凶暴で怖いんです!
歯は電動ドリルの先みたいになっていて、それはもう恐ろしいバケモノなんですね〜!
ハリーが獰猛なロボット犬にやられてしまいそうになっているのを、ド派手な衣装をきたエルトンジョンに助けられます。
ロボット犬には“エルトンジョンは友達”というプログラムが入れられており、エルトン・ジョンが目の前にくると、おとなしく従ってしまいます。
エルトンジョンとハリーはそれを逆手に取ってロボット犬ジェットを倒しました。
エグジーはチャーリーの持っているケースを奪うため追いかけますが、チャーリーの装着している腕は強大なパワーがあり、エグジーは苦戦します。
しかし、キングスマンジェットである時計はあらゆる機械をハッキングできるということから、エグジーは時計を使ってチャーリーの腕をハッキングします。
チャーリーのハッキングされた腕はエグジーが動かすと同じように動き、エグジーに操られていきます。
こうなればもうチャーリーはエグジーに太刀打ちできず、キングスマンの仲間たちをチャーリーから奪われた憎しみもこめて、エグジーはチャーリーを倒します。
ハリーとエグジーはとうとうポピーアダムズのところへたどり着きました。
そして、ポピーアダムズに解毒剤を配布するためのアクセスコードを聞き出しますが、ポピーはのらりくらりとはぐらかします。
我慢ならなくなったエグジーとハリーは、エグジーが持っていた注射器をポピーに打ちました。
これはマーリンがエグジーに託したもので、ポピーのヘロインに手を加え、人工ウイルスの効果を加速させたものでした。
打たれたら、8分以内に全身が麻痺し呼吸が止まってしまいます。
みるみる感染の症状が表れるポピー、やがて息絶えますが、アクセスコードを聞き出すことに成功します。
あっけなくヴィランが倒され、アクセスコードを入力してハリーとエグジーの任務完了と思ったその時、ハリーの首に縄が…
縄をかけたのは、「ウイスキー」でした。
『キングスマン:ゴールデンサークル』ウイスキーの裏切り。末路はミンチ。
エグジーが振り向くと、そこにはハリーの首に縄をかけ、エグジーに銃を向けたウイスキーが立っていました。
ウイスキーがなぜこのような凶行にでたのでしょうか?
まだ、ハリーに頭を撃たれた後遺症的なものがあるのでしょうか?
しかし、ウイスキーは正常でした。
麻薬中毒者を救う今回の任務をウイスキーは阻止しようと企んでいたのです。
なぜなら、ウイスキーは麻薬中毒者を憎んでいたからです。
ウイスキーは昔大切な恋人を麻薬中毒者から殺され、しかも彼女は身ごもっており、生きていればエグジーと同じくらいの年になるそう。
そんな辛い過去をウイスキーは持っていました。
麻薬中毒者がいなくなると、世界は平和になるとウイスキーは考えていました。
辛い経験をしてきたウイスキーの意見も一理あると思いますが、大統領と同じように麻薬中毒者を一括りにしていますね。
助けるべき人々を放置して、世界の平和を口にしているサイコパスなところを感じてしまいます。
そんなエグジーとハリーはウイスキーに反撃に出ます。
キングスマンの時計から強烈な光を出して一瞬の目眩まし後に、エグジーとハリーは二人がかりでウイスキーに挑みます。
ステイツマンの秘密兵器であるウイスキーはとっても強いですが、エグジーとハリーの二人のガラハッドも連携してウイスキーに向かっていきます。
この長回しのアクションシーンも『キングスマン:ゴールデンサークル』の見どころですね!
ど真ん中で繰り広げられるアクションシーンに手に汗握ります!
そして、キッチンに近づいてきた時に、エグジーが巨大ミンチ製造機のスイッチを入れます。
そして、エグジーとハリーはウイスキーを巨大ミンチ製造機の中へ…
ウイスキーは最期はミンチ肉と化してしまいました!
『キングスマン:ゴールデンサークル』終わりの始まり?始まりの終わり?
アクセスコード“ビバ・ラス・ビーガン”を入力すると、解毒剤は全世界にドローンで配布され、麻薬中毒者たちはその解毒剤ですぐに正常な状態に戻りました。
麻薬中毒者を収容していた場所からも次々と人々は解放されていきます。
その場所に隔離されていた大統領の側近は、解放されてから、大統領の麻薬中毒者を見殺しにしようとしていた策略を暴露し、大統領を弾劾します。
恐ろしい思想を持っている前大統領は職を追われて当然ですね。
ステイツマンでは、冷凍カプセルに入っていたテキーラが解毒剤を飲んだことで完治し復帰しました。
ステイツマンのリーダーであるシャンパンは、スコットランドの蒸溜所を買い取ってキングスマンを酒造業に参入させ、“キングスマン”再建を手助けします。
ステイツマンとキングスマンは扱う産業が酒造と仕立て屋と異なっていてこれまではステイツマンとキングスマンは“いとこ同士”だったのが、同じ酒造を扱うことで“兄弟”になりました。
以前よりステイツマンとキングスマンの結びつきが強くなったということですね。
シャンパンはテキーラがいつもはカジュアルな服装でも、集まりにはジャケットとネクタイをするように諭し、キングスマンでスーツを仕立てるように言います。
生意気な雰囲気のあるテキーラはシャンパンには素直に従うところはかわいいですね。思春期の少年さがあります(笑)
「ウイスキー」がいなくなり、そのあとの「新ウイスキー」をガラハッド(ハリーかエグジー)の二人のどちらかにとシャンパンは言いますが、ずっと裏方でいつかは現場に出たいと望んでいたジンジャーエールが「新ウイスキー」に立候補します。
ジンジャーエールは現場に出るのは、前のウイスキーから反対されていたようですが、ウイスキーがいなくなった今は、ジンジャーエールが現場に出ることを止めるものはいませんでした。
満場一致でジンジャーエールが新「ウイスキー」に決定しました。
エグジーの恋人、ティルデ王女もその解毒剤によって救われました。
今回もエグジーは文字通り世界を救いました。
そして、今エグジーは特別な装いでハリーと一緒に鏡の前に立っています。
このエピソードは前作『キングスマン』の中で、ハリーがエグジーをキングスマン候補生としてスカウトするところと同じですね。
ハリーが鏡の中の自分を見て何が見えるかエグジーに聞くと、エグジーは「“一体何だ”と戸惑っている奴」と答えます。
ハリーは「立派で、勇敢で、誠実で、可能性に溢れた者が見える」と答えました。
二人は今大聖堂にいました。
エグジーとティルデ王女の結婚式です。
キングスマンになる前は不良だったエグジーが一人前のエージェントとなり、世界を危機から救い、愛する王女と晴れて結婚するまでに至りました。
まさにエグジーの人生はシンデレラストーリーですね〜!
そして、ハリーが気になる発言を…
キングスマンの創立メンバーが言った。これは終わりではない。終わりの始まりでもない。だが、これは始まりの終わりかも知れない。
『キングスマン:ゴールデンサークル』の続編は、この現代から一気に遡り、キングスマンの誕生を描いた前日譚になります。
その“キングスマン”の始まりがどのようにして成り立ったのかは、次回作で描かれていきます。
イギリスロンドンのサヴィル・ロウにある高級テーラーキングスマンの前で一人の男がタクシーから降りてきました。
高級スーツに帽子を被った「テキーラ」がキングスマンの中へ…
最初はテキーラだとはすぐにわかりませんでしたが、続きは一体どうなるのでしょうか?
『キングスマン:ゴールデンサークル』は以上になります。
Vol.1〜Vol.7と、大変長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました(*^_^*)❤
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