引退していたかつての伝説の殺し屋「ジョンウィック」が全世界を股にかけ、壮大なアクション満載で、敵をバッタバタと倒していく大人気映画シリーズ『ジョン・ウィック』。
ジョンウィックのアクションシーンの迫力と拳銃(ガン)とカンフーを組み合わせた“ガン・フー”という新たな銃術を使った戦闘シーンの圧倒的な激しさが魅力の映画で、「ジョンウィック」であるキアヌ・リーブスの凄さ、カッコよさを再認識すること間違いなしです!!
戦闘シーンの激しさからこの映画『ジョンウィック』はR15+指定になっています。
『ジョン・ウィック』シリーズは最新作を含め、現在まで4作品公開されていますが、この『ジョンウィック』の中で、ジョンの命を狙う闇の組織である“主席連合”の存在を忘れるわけにはいけません。
今回は『ジョンウィック』に登場する“主席連合”とは一体どんな組織なのか?また主席連合メンバーやその主席連合のトップである首長は誰なのかを詳しくご紹介します。
『ジョンウィック』は主席連合メンバーにも恐れられる存在
まずは映画『ジョン・ウィック』のはじまりは…
ジョン・ウィックは裏社会に語り継がれる伝説の殺し屋。愛を知った彼は足を洗い、表の世界へと踏み出す。しかしある日偶然、ロシアン・マフィアにすべてを奪われてしまい、怒りに震え、心の奥底に封じ込めた魔物を呼び覚ましたジョン・ウィックは、たったひとりで壮絶な復讐劇に身を投じていく。
「現実世界とアンダーワールドの世界を両立させたような内容で、こういう映画に回帰したかった。人生を懸けた映画だ」
『ジョンウィック』の主席連合とは?
『ジョンウィック』の主席連合?あまり聞き馴染みのない言葉ですよね。
主席連合でイメージするのは国際的な、政治的な、そういう大きい何かの組織であることは想像できるんですが…
この『ジョンウィック』“主席連合”とは、前作の続編『ジョン・ウィック:チャプター2』で初めて存在が明かされます。
主席連合 (HIGH TABLE)…世界中の犯罪集団が集まった組織。主席と呼ばれる実権を握る上位メンバーの数は12とされ、ニューヨークを拠点に活動するイタリアン・マフィアのダントニオが属する“カモッラ”、“マフィア”、“ンドランゲタ”(それぞれイタリアの犯罪組織)、“チャイニーズマフィア”、“ロシアンマフィア”などの組織のトップがその席を担っているといわれている。コンチネンタルホテルも傘下に収め、世界のほとんどの犯罪組織に影響を及ぼしている。 主席の上には組織全体を統括する首長が存在するが、面会するのはとてつもなく困難。
続編『ジョン・ウィック:チャプター2』で、前作からの戦いを終えた「ジョンウイック」の前に一人の男が現れます。
その男は主席連合に所属しているイタリア系犯罪組織カモッラの幹部サンティーノ・ダントニオ。
ジョンウィックはサンティーノより父の跡のカモッラの長を継いだ実の姉ジアナの抹殺を要求されます。
ジョンウィックのもとへ「誓印」を持って、サンティーノはジョンウィックに姉殺しを依頼しました。
過去にジョンウィックはサンティーノ・ダントニオに借りを作っており、「誓印」を介して行われています。
「誓印」を受け取ったものは、その所有者の依頼を必ず行わなければならない掟があるのです。
『ジョンウィック』の「誓印」についてはこちらで詳しく紹介しています。ぜひご覧下さい!
これを拒否したジョンウィックはサンティーノに自宅を爆破されてしまいます。
唯一残っていた、亡くなった妻との思い出が詰まった我が家を失い、ジョンウィックはさらなる復讐に燃える…
と、ストーリーは続いていくのですが、シリーズが広がるにつれてジョンウィックの世界も広がっていきます。
世界有数の犯罪集団が結集した地上最大の闇の組織=主席連合(HIGH TABLE)なんですね。
ジョンウィックはかつては伝説の殺し屋で知られていましたが、ジョンウィックの住む闇社会では主席連合が牛耳っており、闇組織のルールなるものが存在しています。
とりわけ主席連合の影響力は絶大なもので、殺し屋の世界では絶対的な権力を持ちます。
そして主席連合の“掟”に反した殺し屋は裏社会では仕事ができず、命の補償もされないんですね。
また『ジョン・ウィック』の主席連合の情報網は幅広く、ネットや電話、ラジオなどを通じて即座に、懸賞金の変動などの最新情報が更新されます。
“ブギーマン”や“ババヤガ”の異名を持つ、闇社会でも恐れられる存在のジョンウィックも、この主席連合の掟のなかでの活動を強いられています。
『ジョンウィック』主席連合のメンバーとは?首長は?
気になる『ジョン・ウィック』の主席連合のメンバーは、2作目『ジョンウィック:チャプター2』ではカモッラのサンティーノ・ダントニオがいましたが、ジョンウィックはこのサンティーノを抹殺します。
ただ、その場所が主席連合の掟に定められていた聖域である“コンチネンタル・ホテル”で行ってしまったため、掟を破ってしまったジョンは全世界から命を狙われるお尋ね者に変わってしまいました。
その後の展開は3作目の『ジョンウィック:パラベラム』へ続いていきます。
この『ジョンウィック:パラベラム』では主席連合の掟を破ったジョンウィックが世界中の暗殺者から狙われている様子が描かれていて、出てくるキャストも様々な場所からになっています。
3作目『ジョンウィック:パラベラム』の主席連合メンバーはこちらです。
◆主席連合メンバー『ジョンウィック:パラベラム』◆
- ゼロ(マーク・ダカスコス)
- 裁定人の命令を受け、弟子集団を率いてジョン・ウィックを追い詰める暗殺者。実はジョンの熱心なファンで、コンチネンタル・ホテルの中でわざわざジョンの隣に座ろうとした。カタコトの日本語を操る。
- 普段はニューヨークで寿司屋を営んでおり、そこで猫を飼っている。
- 裁定人(エイジア・ケイト・ディロン)
- 主席連合のメンバー。裏社会の掟を破り秩序を乱す者(ジョン・ウィックとその協力者)へ冷徹に処分を下す。
- ディレクター(アンジェリカ・ヒューストン)
- 主席連合の支配下にある組織「ルスカ・ロマ」の首領。ジョンの育ての親。
- 彼女との会話の中で、「ジョン・ウィック」の本名や過去が明らかになる。
- ◎首長(サイード・タグマウイ)
- 主席連合の首長。モロッコを拠点にしている。自分に会うため砂漠で倒れていたジョンを助けた後、彼が左手の薬指を切り落とし、妻との結婚指輪を差し出したことで忠誠を認める。
- ベラーダ(ジェローム・フリン)
- 主席連合の一員で、「血の誓印」の鋳造所管理人。ジョンとソフィアが会談に訪れた際に、会談に応じた見返りとしてソフィアの愛犬を一匹差し出すよう要求するが、それを断られて犬を銃撃したため、返り討ちにされる。
- シノビ No.1、No.2(セセプ・アリフ・ラーマン、ヤヤン・ルヒアン)
- シラット(東南アジアで行われる伝統的な武術)の達人の殺し屋。ゼロの弟子にして部下であり、寿司職人としても働いている。彼らもジョンのファンである。
- オペレーター(マーガレット・デイリー)
- 主席連合に仕える「管理部」のオペレーター。
- 管理人(ロビン・ロード・テイラー)
- 主席連合に仕える「管理部」の責任者。
- バレリーナ(ユニティー・フェラン)
- ディレクターが運営する舞踊家・暗殺者の養成学校の生徒。
『ジョンウィック』の主席連合メンバーのゼロは強烈なキャラクターでしたね。
ジョンウィックの大ファンで、ジョン・ウィックが好きすぎて、椅子に座る時はジョンウィックの真横へ(笑)そして、めちゃくちゃ強い寿司職人でした。
そして4作目『ジョンウィック:コンセクエンス』では主席連合メンバーも大きく様変わりします。
4作目『ジョンウィック:コンセクエンス』の主席連合メンバーはこちらです。
◆主席連合メンバー『ジョンウィック:コンセクエンス』◆
◎ヴィンセント・ビセ・ド・グラモン侯爵(ビルスカルスガルド)
フランス、パリに拠点を置く主席連合のメンバー。ジョンが首長を殺害したことで主席連合トップの座を得る。ジョンの抹殺のためにNYコンチネンタルを爆破したり、ジョンをかくまった大阪コンチネンタルに問答無用の攻撃するなど強硬な手段を取る。凶悪で横暴、狡猾だが、自らは常に隠れ続けている卑怯な小心者である。ジョンとの決闘の際も代理人のケインを闘わせて、自らは決して前に出ようとしなかったが、最後にジョンにとどめを刺そうとした際にジョンに反撃され、射殺される。
- ケイン(ドニー・イェン)
- 盲目の暗殺者。ジョンやシマヅとは旧友である。殺し屋稼業を引退していたが、グラモンからジョン抹殺のために呼集を受け、娘を半ば人質にされてやむなく暗殺者として復帰する。戦闘では、杖に仕込まれた刀や拳銃等を使用する。
- チディ(マルコ・サロール)
- グラモン侯爵の腹心。高い戦闘能力を持つ。
- 告知人(クランシー・ブラウン)
- 主席連合の調停人。コンチネンタルホテルニューヨークの破棄通知をウィンストンに行う他、ジョンとグラモンの決闘が決まるとその段取りを行う。
- キーラ・ハルカン(スコット・アドキンス)
- ドイツ、ベルリンに拠点を設ける主席連合のメンバー。「天国と地獄」というナイトクラブのオーナーでもある。大柄な肥満体だが格闘術に長けている。ジョンにより殺害され、証拠として前歯の金歯を外される。
- カティア(ナタリア・テナ)
- 主席連合のメンバーでジョンの古巣である「ルスカ・ロマ」の現首領。今はドイツ、ベルリンに拠点を設けている。
- ◎首長(ジョージ・ゲオルギウ)
- 主席連合の首長。作中冒頭、ジョンによって抹殺される。
新しく主席連合首長の座についたのは、「グラモン侯爵」。
演じているのは若手演技派俳優のビルスカルスガルドです。『IT/イット』の「ペニーワイズ」はビル・スカルスガルドなんですね。
「ペニーワイズ」からは想像できないほどのイケメンですね。
高身長のモデルのようなルックスで毎回違うスーツの装いで、ビルの服装にも注目ですね!
ビルスカルスガルドについてはこちらで詳しく紹介しています。どうぞご覧下さい!
さらに『ジョンウィック:コンセクエンス』では、主人公「ジョンウィック」の存在感をも上回るような人物が登場します!
その人物とは、盲目の暗殺者「ケイン」。
ケインはジョンウィックとは旧友であり、ジョンウィックともにケインも殺し屋稼業だった人物です。
ケインは一人娘を主席連合から人質に取られ、主席連合の首長であるグラモン侯爵にケインはジョンウィック暗殺を依頼されます。
「ケイン」を演じるのは武術家でもあり、アジアを代表する大スターでもあるドニーイェンが「ケイン」に扮します。
カンフーマスターであるドニーイェン扮する「ケイン」が繰り出す圧巻の戦闘シーンは必見です!!
ドニー・イェンについては、こちらで詳しく紹介しています。ぜひご覧下さい!
そして、『ジョンウィック』の「コンチネンタル・ホテル」チェーンは(表向きはコンチネンタル・ホテルでホテル業を営んでいるが、裏では武器や情報調達や事後処理など殺し屋達のために様々なサービスを提供している総合施設)、主席連合が運営する殺し屋用のホテルになります。
4作目の『ジョンウィック:コンセクエンス』で登場する主席連合の傘下にあるコンチネンタルの大阪支部「大阪コンチネンタル・ホテル」の支配人である「シマヅ・コウジ」を真田広之が演じています。
『ジョンウィック:コンセクエンス』で「シマヅコウジ」を演じた真田広之についてはこちらもぜひご覧ください!
『ジョンウィック:コンセクエンス』では、真田広之の戦闘シーンも迫力満点です!さすが、殺陣さばきが素晴らしいです!
キアヌ・リーブスからも“マスター”と呼ばれる存在の真田広之の迫真の戦闘シーンに注目です!
真田広之についてはこちらで詳しく紹介しています。ぜひご覧下さい!
今回は『ジョンウィック』の主席連合、メンバー、首長に焦点を当ててご紹介しました。
ジョンウィックの世界はとても壮大で、シリーズが増えるたびにますます巨大化していってますね。
また今度は『ジョンウィック』主席連合以外の部分にもフォーカスしてご紹介していきたいと思います。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました(*^_^*)❤
コメント