前回の『キングスマン:ゴールデンサークル』【Vol.3】では、長らく記憶喪失が続いていたハリーが愛犬だった“Mr.Pickles”に似た犬をエグジーが撃とうとしたショッキングな出来事がハリーの記憶を呼び覚ますトリガーになり、無事ハリーは記憶を取り戻すことができました。
今回は、その続きの物語からになります。
『キングスマン:ゴールデンサークル』あらすじ解説ネタバレあり&感想【Vol.4】
『キングスマン:ゴールデンサークル』のこれまでのあらすじは、ぜひこちらをご覧になってくださいね!
『キングスマン:ゴールデンサークル』ハリーはガラハッドに復帰するも不調。助っ人は竜巻ウイスキー
記憶を取り戻したハリーに、エグジーはキングスマンの最新の腕時計(どんなマイクロチップもハッキングできる優れもの)を、マーリンは、左目を失ってしまったハリー専用のキングスマンのメガネをプレゼントしました。
この場所は、パブでした。そう、キングスマン名物の“バーファイト”が繰り広げられる予感が…
そして、それは実現します。
酒場にいた男達が、ハリーに喧嘩を売ってきました。
そして、ハリーはキングスマンの傘を持ち、ゆっくりと入口のドアへ向かいドアの鍵をかけます。あの名言を言いながら。
「Manners maketh man」(マナーが人間を作るんだ)
キングスマンのハリー/ガラハッドが“バーファイト”で無双ぶりを見せつける、『キングスマン』ですが、ちょっとハリーの様子が変です。
ハリーの視界には蝶が舞い、身体のキレもありません。
記憶は戻っても、身体はすぐには追いついていない様子。
蝶が舞う幻覚もしばらく続いてしまうというからやっかいですね。
ハリーが男たちに悪戦苦闘しているところに助け舟が出されます。
助っ人は「ウイスキー」でした。
今度は男たちの相手がウイスキーに変わります。
ハリーはキングスマンの傘や時計を使って戦いましたが、ウイスキーの持っている武器は、電流が流れる投げ縄に長さを伸縮できるムチという“ザ・アメリカ”なカウボーイの持ち物をステイツマン仕様にハイスペックなスパイガジェットになっているんですね〜。
縦横無尽に巧みに投げ縄を使う、アクロバティックなウイスキーの戦いぶりはまるで曲芸を見ているようで、とっても楽しいです〜♪
ウイスキーはムチを使うシーンでは、自分の首を軸にしてムチを出す方向を反対側にリバースさせるという、とんでもないテクニックを披露しています。
私は、キングスマンの3人が真面目に話をしている後ろの席で、ウイスキーに投げられた男がまた、投げ縄を使って戻されるところが本当に面白くて、好きです(笑)
ウイスキーが戦った後は、店の中がグッチャグチャなので、ウイスキーが自分の事を「俺はまるで竜巻だ。」と言っていることにも納得ですね。
そして、ウイスキー竜巻が去った後に、テレビに『キングスマン:ゴールデンサークル』のヴィランであるポピーアダムズがテレビをジャックしてアメリカ合衆国大統領へむけて声明文を出します。
詳しくは、『キングスマン:ゴールデンサークル』【Vol.2】で触れていますが、ポピーは今現在世界中ででている“青い筋”について、それは自分の扱っている麻薬に人工ウィルスを混ぜており、ウィルスに感染したら発症し青い筋が表れ、最後は死に至ってしまうと説明します。
そして、そうならないためには解毒剤があり、効果は100%ですぐに手元に届くようにできると。
ただしその解毒剤の配布は、アメリカ合衆国大統領が2つの条件をのむことが得られるものでした。
一つは、麻薬を合法化すること。そしてもう一つは、自分や仲間の法的責任の免除。
ポピーが出した条件に大統領は受け入れるのでしょうか。
ウイルスに感染したものは、ステージ1の青い筋の出現からステージ2のじっとしていられない病=ダンス病へ進行していました。
ウィルスに感染したテキーラも踊りを止めることができなくなり、なんとテキーラは冷凍カプセルに入れられてしまいました。
テキーラはアメリカらしく、テンガロンハットにウエスタンブーツを履いているのに、体操選手のようなタンクトップに短パンとちょっと変な格好で踊っているのですが…(笑)
冷凍カプセルに入れられた時は服が変わっていました。
『キングスマン:ゴールデンサークル』ヴィランのポピーアダムズと同じくらいの悪役ぶりを見せたのはアメリカ合衆国大統領?
ポピーアダムズの出した条件を大統領がのむかどうか、大統領の発言に注目を集めていましたが、未だ大統領からは具体的な声明が出ることはありませんでした。
感染した患者が増加し、病院に押し寄せ、大混乱に陥る病院。
しかし、政府は外出や旅行の禁止令を検討中に留まり、具体策を出しませんでした。
最終的に大統領はポピーの条件を全面的に認めると声明を出しますが、実は、大統領には別の考えがありました。
それは…大統領はポピーアダムズの条件をのんで世界を救うというように見せかけて、この機に乗じて麻薬中毒者を一掃させるという策略でした。
そして、大統領は麻薬中毒者を集めた大規模な収容所を作ります。
大国のトップであるアメリカ合衆国大統領が、そのような血も涙もないようなことを考えているなんて驚きですね。
大統領補佐官の女性は休みもなく、長時間労働かつ激務をこなしており、過酷な労働環境を和らげるために麻薬に頼ってしまいましたが、そんな大統領を支えた人物をも麻薬中毒者であると一括りにして、彼女も麻薬中毒者の収容所へ送ってしまいました。
麻薬を使った人の中には、病気治療目的や出来心で始めた子供など、情状酌量の余地がある人にも、容赦なく切り捨てると言う大統領。
自分のために貢献してくれた人物にさえ恩赦を与えることもせず、バッサリ切り捨ててしまうなんて、大統領は残酷すぎますよね。
今回は、『キングスマン:ゴールデンサークル』の物語がいよいよ佳境に差し掛かり、ヴィランであるポピーアダムズの悪行が明るみになり牙を向き始めたこと、またステイツマンの秘密兵器「ウイスキー」の登場などを詳しくご紹介しました。
まだまだ『キングスマン:ゴールデンサークル』は続くので、続きは次回に!
乞うご期待☆!!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました(*^_^*)❤
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