いい映画というのは、もちろん主演俳優が大切ですが、その映画のスパイス、アクセントになる脇役の存在が絶対に欠かせませんよね!!
サムロックウェルは、主役ももちろん務める名俳優ですが、悪役やちょっと変わった役など様々なキャラクターに大変身するカメレオン俳優です!
最新映画『アーガイル』では主人公を敵から守るスパイとして活躍しますが、サムロックウェルは本当に味方なのか?…
今回は、進化し続ける名俳優、サムロックウェルについて詳しくご紹介します!
サムロックウェルは映画で進化し続けるカメレオン俳優!悪役を演じるために掲げている秘訣とは?
サムロックウェルは1965年11月5日 アメリカ カリフォルニア州サンフランシスコ郊外で生まれました。
なんと、現在58歳!若いっ!若すぎるっ!!
全然年齢を感じさせませんね!羨ましい限りです!!
サムロックウェルの両親はともに俳優です。幼い頃に二人は別居しており、普段は父親のいるサンフランシスコに、夏休みなど長期休暇は母親のいるニューヨークへ行き来していました。
両親が2人とも俳優だった頃からサムも早くから演劇に興味を持っていました。そして、サムが10歳の頃、母親の主演する舞台に初めて立ちます。
子供時代は両親のことなどで、サムは不安定な時期もあったそうですが、その時も映画や演劇に対する情熱は薄れることはなく、サンフランシスコ・スクール・オブ・アーツへ進学し、卒業後は演劇の本場、ニューヨークへ引っ越します。
サムロックウェルは初期の頃からヒット作があったり、すぐにはブレイクすることはありませんでした。
俳優を始めてから、副業でなんと、私立探偵のインターンとして働いていたこともあったそうです。サムはその仕事について「かなり退屈な仕事だった」と振り返っていますが、この下積み時代に培った経験は、俳優人生の中で、カメレオン俳優としてどんな役でもできるようになったサムロックウェルには必要な通過点だったんでしょうね!!
私立探偵は、人間のあらゆる側面を見ることができる仕事ですよね〜。二面性がある人や隠し事がある人など、普通ではあまり見かけない、そういう人達の態度や表情を生で体感できたことは、きっと様々な役柄をこなすサムロックウェルの俳優としての奥行きの深さを出す材料の一部になっていたのでは?と私は感じてしまいます。
悪役やちょっと変わった役などを演じることの多いサムロックウェルですが、サムは悪役を演じるために心に決めていることがあるそうです。それは…
『悪役を演じるために、(心のなかで)モンスターと友達になること』なんだそうです!
思わず「へぇ〜!」と言ってしまいました。(笑)
悪役がいるからこそヒーローが引き立ちますが、どうしても視聴者はヒーローの方に感情移入してしまいがちですよね。特に悪役がひどければひどいほど、そういう感情は大きくなると思います。
しかし、サムが悪役を演じるに当たり、モンスターと友達になるというのは一見不可解ですが、「友達になる=共感して理解する」とも取れるのではないでしょうか。
生まれた時から悪い人ってそういないので、何故悪役はそういうことをするのか、またバックグラウンドに何があったのかを知り理解することで、悪役になるのは当然だった、仕方なかったと思えたりすると、悪役を演じているのに、何故かいい面が少し見え隠れするような魅力溢れる役へとサムロックウェルは主役に勝るとも劣らない演技を見せてくれるんだと思います。
サムロックウェルは映画で大活躍!『チャーリーズ・エンジェル』の豹変ぶりにびっくり!アカデミー賞常連、受賞も!『アーガイル』ではアカデミー賞受賞なるか?
サムロックウェルは1989年に『マニアック1990』で映画デビューをしました。その翌年『ミュータント・タートルズ』など、数々の映画に出演して俳優のキャリアを積んでいきました。
そして1999年、 フランク・ダラボン監督の大ヒット作『グリーンマイル』で、アンチヒーローであるウィリアム・“ワイルド・ビル”・ウォートンを演じました。
このワイルド・ビルは下品で凶悪な死刑囚です。この「ワイルド・ビル」はひどい過去を過ごしてきました。また権力に反抗する姿には茶目っ気があってどこか憎めないキャラクターになっています。
このサムの「ワイルド・ビル」の演技が高く評価され、その後、サムロックウェルの予測不可能な魅力的な悪役の演技の土台となりました。
悪役の演技をしているときでも視聴者の期待を裏切らず、それを守り続けるということを、サムロックウェルはそれから、何度も繰り返していきます。
そして、とうとうサムロックウェルは2017年の『スリー・ビルボード』で、彼はアカデミー賞助演男優賞を受賞します。
またその高い演技はアカデミー賞以外にもゴールデングローブ賞、全米俳優組合賞の助演男優賞を総なめにしました。
アカデミー賞受賞作品『スリー・ビルボード』でサムが演じたディクソンという役はマーティンマクドナー監督がなんとサムのために書いた役で、
「差別主義者で暴力的なトラブルメーカーの警官で、不快なキャラの中に、変化の可能性を感じさせられる、それができるのはサムロックウェルしかいない」
と監督から熱烈オファーをうけたそうなんです!
またサムは悪役や二面性があるちょっと変わった役など演じることが多いですが、サムは「キャラクターの人間性と弱さを見つけて二面性のある役を演じるのは本当に好き」と自らの役を楽しんでいるようですね!
私はサムロックウェルの出演している作品で一番好きなのが『チャーリーズ・エンジェル』です。彼が演じる「エリック・ノックス」が本当に好きなんです!最初はうぶな感じで、服装はチェックのシャツがなんともおしゃれのセンスを大事にするよりオタ活に重きをおいてる風な感じなんですが(笑)。
エンジェルの一人である「ディラン」(ドリューバリモア)を誘うシーンもなんかぎこちなくて、少年のようなかわいい笑顔で…もうこれは彼をおいては帰れませんよね!
その後、本性を表すんですが、さっきの青年とは全く違う!本物のワルって感じですよ!髪も後ろにかきあげ、黒のスーツに、ピンクのサングラス、そして意外といい筋肉で!Σ(゚∀゚ノ)
ギャップ萌えがたまりません!変わり過ぎにもほどがある〜。そりゃだまされますって!
またキレッキレのダンスに開いた口が塞がりませんΣ( ゚д゚)!
『チャーリーズ・エンジェル』は2000年の作品なんですが、今見ても全然古さを感じませんし、サムもあまり変わってないですね〜。
ぜひともサム・ロックウェルの豹変ぶりをご覧ください!!
サムロックウェルは『アーガイル』では本当に味方?それとも敵?
最新映画『アーガイル』についてはこちらで詳しく紹介しています。ぜひご覧ください!
そして最新作『アーガイル』では、スパイ役なんですが、外見はスパイと連想できそうにないヒッピー風な長髪と髭面なんです。なんと役作りのために2年間かけて髪と髭を伸ばしたそう。
一見して、王道のスパイらしからぬ風貌で、この後の展開でどんなふうにどんでん返しを見せてくれるんでしょうか?
まだまだ謎が多い、最新映画『アーガイル』。ここではいったいサムロックウェルは私達にどんな驚きと興奮をもたらしてくれるんでしょうね〜。今からとても楽しみです!!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました(*^_^*)❤
コメント