浅野忠信のルーツはアメリカにあったんですね。
浅野忠信の母方の祖父はインディアンではなく、バイキングだったということが浅野忠信の『ファミリーヒストリー』で明らかにされました。
浅野忠信の祖父について、浅野忠信のこれまでのお話【Vol.1】はこちらをぜひご覧ください!
浅野忠信若い頃の俳優デビューはドラマ『金八先生』。ドラマよりバンド活動がしたくて親子喧嘩に?
浅野忠信が俳優デビューをした作品は、実は映画ではなく1988年のテレビドラマ『3年B組金八先生』の第3シリーズになります。
浅野忠信といったら映画俳優のイメージがあったんですが、デビューはテレビドラマからだったんですね。
浅野忠信が中学3年生の時に、父親の勧めでオーディションを受け、見事合格。出演時は本名の佐藤忠信名義で出演したそうです。
ドラマ出演をしたものの、一本のドラマにしていく工程がとても機械的なものに思えた浅野忠信は、俳優という職業にあまり魅力を感じなくなってしまい、俳優の傍らしていたバンド活動の方に面白みを感じ、俳優をやめようとします。
浅野忠信の父や祖母から、俳優を止めることを諌められ、バンド活動は認めてもらえず、もしバンドをするなら俳優業も両立してするということになりました。
俳優業よりも音楽のほうが、この頃の浅野忠信には新鮮で、楽しいものだったんでしょうね。
しかし、俳優業に面白みを感じていなかった浅野忠信は映画出演をきっかけに、その考えはガラッと変化するのです。
浅野忠信若い頃の映画初出演は『バタアシ金魚』。映画出演きっかけに演技に目覚める!
浅野忠信が、俳優デビューしてから2年後の1990年『バタアシ金魚』で映画デビューを果たします。
そして、浅野忠信はドラマの撮影とは全く違う映画製作の舞台裏を目にすることになります。
映画スタッフ同士が一つの作品を作り上げるために、口論や喧嘩、また徹夜して必死になって目標に向かっている姿を見て、これまでのドラマのように機械的なものではなく、もっと人間味のある現場が浅野忠信にはとても印象的だったようで、映画だけなら俳優をしようと思ったそうなんです。
浅野忠信は機械的に作業するより、いいものを作るためにガチンコで人間同士がぶつかり合っている映画製作のほうに魅力を感じたんですね。
一視聴者として見たら、映画とテレビドラマ、多少の違いを感じ取ることができるとしても、浅野忠信のように出演者として関わっていっている方からすると、映画とテレビは全く別物であると、現場で、肌で、その違いを感じているということなんでしょうね。
その後、映画で演じることが魅力に感じた浅野忠信は、新進気鋭の映画監督である岩井俊二、是枝裕和、青山真治などの作品に出演して、浅野忠信は自身の知名度を高めていきました。
1996年公開『Helpless』(青山真治監督作品)で浅野忠信は映画初主演を果たします。
同じ年、浅野忠信はウォン・カーウァイ監督(香港の映画監督)の作品に出演します。
浅野忠信の出演の『Helpless』はヨコハマ映画祭主演男優賞、日本アカデミー賞話題賞などを受賞しました。
ここから浅野忠信は映画出演後は、数々の賞レースに浅野忠信の名を連ねるようになっていきました。
1999年には、浅野忠信は、クリストファー・ドイル監督(オーストラリアの映画監督)の『孔雀 KUJAKU』で主演を務めたことで、日本以外にも世界からも浅野忠信は注目を集めるようになっていきました。
主演から脇役まで幅広く演技をこなす浅野忠信。
そして、浅野忠信はついに俳優なら憧れのステージである“ハリウッド映画”へと更なる高みへ登っていくのです。
浅野忠信若い頃の夢のハリウッドデビューを果たす!『マイティ・ソー』、『47RONIN』で存在感を世界にアピール!!
浅野忠信のハリウッドデビューとなった映画は『マイティ・ソー』という作品になります。
『マイティ・ソー』というのは、マーベル・コミックのスーパーヒーローなんですね〜。
『マイティ・ソー』の主人公「ソー」を演じているクリスヘムズワースとソーの弟「ロキ」を演じていたトム・ヒドルストンは当初はまだハリウッドでは駆け出しの俳優でしたが、この『マイティ・ソー』が大ヒットしたことで一躍世界中で名を知られるようになりました。
『マイティ・ソー』で主人公「ソー」を演じたクリスヘムズワースについては、こちらで詳しく紹介しています。どうぞこちらもご覧ください!
そして、我らが浅野忠信は『マイティ・ソー』でソーと固い友情で結ばれた“ウォリアーズスリー”勇敢な男性戦士三人組の一人「ホーガン」役を熱演しています。
『マイティ・ソー』はシリーズ4作品公開されていますが、そのうち浅野忠信は1〜3作品目まで同じキャラクター「ホーガン」役で登場しています。
浅野忠信は『マイティ・ソー』以降も海外作品に出演し続けました。
『マイティ・ソー』を始め、海外での作品になるとやはり英語が不可欠になってきますよね〜。
浅野忠信は英語はもともと話せていなかったらしく、この『マイティ・ソー』の出演がきっかけで英語の勉強を始めたそうなんです。
大人になって短期間で英語が話せるようになった浅野忠信。
英語の上手さが浅野忠信自身の演技にもさらに磨きをかけるようになるんですね。
2020年に公開された『日本独立』では、浅野忠信演じる「白洲次郎」がとても流暢に長い英語でのセリフを話しています。
浅野忠信、本当にかっこいいです〜!
そして浅野忠信は2013年公開の『47RONIN 』でキアヌ・リーブスや真田広之と共演。さらに世界的に浅野忠信の名が知られるようになっていきました。
そして10年後、浅野忠信は同じ時代劇で真田広之と再び相対することになります。
この続きは浅野忠信【Vol.3】で詳しくご紹介します!ぜひご覧ください!
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