『ジョンウィック』「ケイン」かっこいい盲目の暗殺者!ドニー・イェンの武術の演技がすごすぎる!!

アクション映画

銃とカンフーを組み合わせた“ガン・フー”などの独自の戦闘スタイルで、観るものを圧倒させ魅了し、今や大人気映画となっている『ジョンウィック』シリーズ。

最新作の『ジョンウィック:コンセクエンス』では、主人公の「ジョンウィック」に勝るとも劣らない存在感があったのは、かつてのジョンウィックの旧友であり、現在はジョンウィックの命を狙う「ケイン」でした。

盲目でありながらも「ケイン」は、そのハンディキャップを上回るほどの戦闘能力の持ち主であり、圧倒的な強さで立ちはだかる敵を倒していきます。

ケインは本当にカッコいいんです!!

今回は、ジョンウィックシリーズ4作目『ジョンウィック:コンセクエンス』で盲目の暗殺者「ケイン」を演じたドニー・イェンについて詳しくご紹介します。



『ジョンウィック4』「ケイン」役のドニー・イェンは若い頃から武術の達人がそばにいた?

ドニー・イェンは1963年7月27日生まれの現在60歳です。

60歳?!ドニー・イェンは還暦を迎えているんですね!

信じられませんが、ドニー・イェンは全く年齢を感じさせませんね〜。

ドニー・イェンは中国広東(カントン)省広州市(中国大陸南に位置し南シナ海に面している)で生まれました。

中国では文化大革命(1966年から1976年まで行われた政治闘争)の嵐の前触れが始まりだし、それを避けるためにドニー・イェンが2歳の頃に香港へ移り住みます。



ドニー・イェンが11歳の頃、今度はアメリカ・ボストンへ移住しました。

ドニー・イェンは幼い頃から英語に触れていたから、英語も堪能なんですね〜。

ドニー・イェンといえば、武術の達人として知られていますが、それには一子相伝の秘密があるようです。

ドニー・イェンの母親は、マク・ボウシム(麦 宝嬋、Bow Sim Mark)という人物です。

麦 宝嬋麥 寶嬋マク・ボウシムBow Sim Mark)は、アメリカ合衆国の武術家。アメリカ、ボストンにある「中華武術研究所( Chinese Wushu Research Institute)」の創健者であり「麥寶嬋太極協會(Bow Sim Mark Tai Chi Arts Association)」創始者

ドニー・イェンの母親であるマクボウシムは武術家で、アメリカのボストンで武術に関する団体などを設立したすごい人物なんです!!

ドニー・イェンの武術の始まりには身近にいた人物がルーツになっていたんですね〜。



『ジョンウィック』「ケイン」役のドニー・イェンの武術の“師匠/マスター”は母親?

ドニー・イェンは幼い頃、生まれた中国広東省広州市から香港へ移り住みましたが、それは父親と一緒で、ドニー・イェンの母親のマクボウシムは中国全土で有名な武術の師範であったため、移住することはなかなか認められず、ドニー・イェンとマクボウシムは長い間離れて暮らすことを余儀なくされていました。

まだ物心がつく前のドニー・イェンは、きっと母親と会えなくて寂しい思いをしていたことでしょうね。

やがて、ドニーイェンが9歳の頃、ようやく母親と移住することが叶います。

離れ離れになっていた時間は長かったですが、ドニー・イェンは母親と一緒に住むことができて本当に良かったですね。



そして、母親のマクボウシムは、自分の武術を9歳になったドニー・イェンに教え始めます。

この時から、ドニー・イェンは武術家への道のりのスタートを切りました。

ドニー・イェンの母親のマクボウシムはドニー・イェンに武術を教えるにも、息子だからと甘く見ることはなかったそうなんです。

ドニー・イェンは、毎日学校に行く前から早起きして、朝5時には鍛練を始めていたようなんです。

9歳といえば小学4年生くらいですよね。学校行く前に早朝から鍛錬をしていたという努力をドニー・イェンは小さい頃から続けていたのですね。



この習慣は今のドニー・イェンも現在進行形で続けていることなんです。

現在のドニー・イェンは起床とともに飛び蹴りを始めるんですって!

もう、ドニー・イェンにとって起床後の鍛錬は、ごく当たり前にするものであり、今の“ドニー・イェン”があるのは、きっと昔から続けてきた鍛錬を習慣にしてきた賜物なんでしょうね〜。

物事の習慣化って本当に難しいことですが、それをどんなときも、なにがあってもやり続けることの先には、想像以上のとんでもない未来が開かれているというのをドニー・イェンから教えてもらうことができますね。



また、ドニー・イェンの母親のマクボウシムは、なにかあるとドニー・イェンのお尻を棒で打ち据えたというスパルタ教育をしてきたそうなんです。

我が子だからこそ、時には甘やかしてしまう気持ちを、グッと抑えて母親のマクボウシムはドニー・イェンが優れた武術を身につけるために、愛のムチを振るっていたんでしょうね。

その2年後のドニー・イェンが11歳の時に一家はアメリカ・ボストンへ移住します。

アメリカへ渡ってからは一家の生活は厳しく、食料配給を受けながら日々を凌いでいたそうです。またドニー・イェンを含め、移民である家族は差別にもあっていたそうなんです。

毎日サバイバルな生活をしていたドニー・イェンの家族。



そんな辛い生活を送っていたドニー・イェンは、母親から教えてもらった武術にさらに磨きをかけ続け、この武術がきっかけになり、今の現状から抜け出すチケットを手に入れたのです。

ドニー・イェンの武術はずば抜けていました。しかし、ドニー・イェンの両親は仕事で多忙になり、ドニー・イェンや妹にあまり構うことができなくなり、ドニー・イェンは両親に反抗し、グレてしまいます。

喧嘩に明け暮れるドニー・イェン。

これまで積み上げてきた武術のスキルをそんなことに使うなんて本当にもったいないですよね。

やがて16歳になったドニー・イェンを両親は心配し、また武術の腕にさらに磨きをかけるために、ドニー・イェンを中国内で武術の国内チャンピオンを生み出し、多くのエリート武術家や映画スターを輩出している有名な北京市業余体育学校(現:北京市什刹海体育運動学校)に入学させました。



ドニー・イェンと同期でこの武術学校にいたのは中国を代表する映画俳優のジェット・リーがいます。

しかし、ジェット・リーは映画『少林寺』の撮影のため、ドニー・イェンとジェット・リーが会うことはなかったんだとか。

ドニー・イェンがこれまでにいた環境がガラッと変わり、周りは中国全土からきた武術がずばぬけている少年ばかりで、ドニー・イェンは周りの生徒達に感化されて、切磋琢磨して武術の腕をさらに上げていきます。

人は自分のいる環境でどんどん変わっていくので、これまでいた不良仲間とつるんでいた頃よりも、今の武術学校にいったドニー・イェンの方が、武術のスキルだけでなくメンタル面でも何倍も、何十倍もより良くなっていくことがわかりますね。



そして、ドニー・イェンはこの武術学校で2年間学び、卒業後はアメリカへ帰ります。

ドニー・イェンの母親であり、武術の師匠であるマクボウシムは、成長したドニー・イェンにきっととても喜んだでしょうね。

 



『ジョンウィック』「ケイン」役と同じドニー・イェン(宇宙最強)の盲目の戦士はスター・ウォーズ『ローグ・ワン』でも?

そして、ドニー・イェンは武術だけでなく、他にも昔から大好きなものがありました。

それは、“ブルース・リー”です。

カンフーマスターであり映画俳優であるブルース・リーをドニー・イェンは大好きで、ブルース・リーのような黒い中華服を好んで着て、自作のヌンチャクまで持って学校に通っていたんだとか。

ドニー・イェンはブルース・リーは好きだけど、ブルース・リーのように俳優になるつもりはなかったと当時は語っています。



ドニー・イェンはブルース・リーそのものになりたかったんでしょうか?笑

ドニー・イェンが武術学校を卒業してアメリカの家に帰る途中、母親のマクボウシムは香港カンフー映画監督のユエン・ウーピンと交流があり、この監督は“ジャッキー・チェン”のような人物を探していると母親から教えられて、ドニー・イェンは学校のある北京から香港へ行き、この監督のオーディションを受けました。

そして、ドニー・イェンは武術の才能を見初められて、ユエン・ウーピンと3年間の契約を結んで、映画の製作にドニー・イェンも参加することになりました。

武術学校でさらに武術の腕を磨いたドニー・イェンは、武術家という道からさらに映画スターという道へ開けていきました。

ドニー・イェンは、武術学校を卒業してからも武術の鍛錬を積み重ね続けます。



ドニー・イェンは武術大会で優勝したり、また年間の最優秀武術家(Martial Artist of the year)に選ばれるなど、武術家ドニー・イェンの知名度も得られるようになってきました。

ドニー・イェンは俳優として1984年の『ドラゴン酔太極拳』で香港映画界にデビューします。

ドニー・イェンはデビュー作出演後は、アメリカ・ボストンへ帰り、母親のマクボウシムの助手として武術一本でやっていきますが、3年後再び香港へ渡り、演技を学ぶため俳優養成学校へ入学します。

ドニー・イェンはこの頃には本格的に映画スターになる決心をしたんですね。

その後、ドニー・イェンはテレビドラマや映画に出演し、アクション俳優だけではなく、アクション指導をする立場としても活躍していたそうです。



ドニー・イェンは武術学校を卒業し、武術大会でも優勝経験があり、またドニー・イェンの母親はアメリカで武術に関する研究を行っている施設の創設者であることから、ドニー・イェンは武術に関することのエキスパートであると言えますね。

俳優でもあり、武術のメンターでもあるドニー・イェンは映画監督にとってはとても貴重な人物であったんでしょうね。

こうしてドニー・イェンは映画製作に携わる経験をどんどん積んでいきます。



そして、ドニー・イェンは、ドニー・イェンの俳優としてのキャリアのターニングポイントになる作品に出会います。

ドニー・イェンが子供の頃から大好きだったブルース・リー。

ドニー・イェンは1995年に、そのブルース・リーの主演映画『ドラゴン怒りの鉄拳』のリメイク版のテレビドラマ『精武門』で主演を務めることになります。

この作品は日本を含めアジアで大ヒットし、ドニー・イェンの名を広く世に轟かせることになりました。

その後は、ドニー・イェンは香港、中国だけを活動の場とせず、ハリウッドでも俳優業だけでなくアクション指導も併せて行うようになっていきます。

名実ともにハリウッド俳優の仲間入りを果たしたドニー・イェン。



そして、2008年ドニー・イェンは大好きだったブルース・リーの師匠である“イップ・マン”を描いた作品『イップ・マン序章』に出演。

本作は大ヒットして、その2年後の2010年に続編『イップ・マン葉問』が更に前作を上回るヒットを叩き出します。

これをきっかけに、ドニー・イェンはブルース・リーを始めとするジャッキーチェンやジェット・リーなどと同じくアジアを代表する映画スターの仲間入りを果たしました。

そして、ドニー・イェンは映画出演テレビやCMなど立て続けに出演し、一躍時の人となります。

そして、2009年からは数回に渡って香港芸能界年収ランキング1位になったこともあるんだとか!

そんな破竹の勢いのドニー・イェンについた愛称は「宇宙最強」なんですって!

ドニー・イェン演じる「ケイン」は「宇宙最強」の過去を持つ人物だったんですね〜笑

振り返るとドニー・イェンのターニングポイントには、いつもブルース・リーが関係していたんですね〜。



中国では、ドニー・イェンは、麻薬王だったり、孫悟空や兵士や、ロマンティックな主人公で歌を歌うこともあったりと演じる役柄は幅広く、いろんな人物を演じてきましたが、ハリウッドでは事情が違ったようです。

ドニー・イェンのような大スターでも、ハリウッドではアジア人には、厳格な将軍役や賢い戦士など、型にはまったような決まりきった役柄が多かったんだそうです。

2016年、ドニー・イェンの出演が決まっていた映画『スター・ウォーズ』の前日譚である『ローグ・ワン』ではドニー・イェンの役はカンフー使いの戦士「チアルート・イムウェ」という役でした。



ドニー・イェンは、その型にはまったステレオタイプの役から、“盲目の戦士”という全く違った役を製作段階で提案し、これが採用され当初の予定からガラッと変わったキャラクター「チアルート・イムウェ」が誕生したのです。

そして、7年後の2023年にドニー・イェンは再び盲目の戦士から、今度は盲目の暗殺者としてスクリーンに帰ってきました。

それが『ジョンウィック』です。

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4作目の『ジョンウィック:コンセクエンス』でドニー・イェンはジョンウィックの旧友であり、今はジョンウィックの命を狙う「ケイン」役で出演します。

盲目であるけれど、そんなハンディキャップはもろともせず、最強に強い!

宇宙最強のドニー・イェン演じる「ケイン」はとってもカッコいいんです!!

『ジョンウィック:コンセクエンス』では、日本代表ハリウッド俳優真田広之演じる「シマヅコウジ」とドニーイェン演じる「ケイン」の対決が披露されています。

詳しくはこちらをどうぞご覧ください!

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また、「シマヅコウジ」の娘である「アキラ」を演じたのはリナ・サワヤマです。リナ・サワヤマ演じる「アキラ」は「ケイン」とって、後々脅威になるかもしれない存在になります。

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『ジョンウィック:コンセクエンス』で「ケイン」ことドニー・イェンの魅せる武術の凄さ、圧巻の演技をぜひご覧になってくださいね!



映画『ジョンウィック:コンセクエンス』のエンドロールでは、「ケイン」の気になる最後が描かれています。

そして、「ケイン」の物語の製作がされるようです!!

と〜っても楽しみですね〜♪♪

映画『ジョンウィック』のジョンウィックともう一人の主人公になったドニー・イェンの「ケイン」。

これからも「ケイン」を通してや他の作品でも、ドニー・イェンのカンフーマスターとしての演技をたくさん見れることを期待しています!!

 

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました(*^_^*)❤



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