かっこいいスーツに身を包み、品のある英国紳士がキレッキレのド派手なアクションを繰り広げる映画『キングスマン』。
この『キングスマン』の最大の見どころは、スーツを着た戦士キングスマンが繰り広げるド派手なアクションシーンが挙げられますが、それだけではなくキングスマンが使うスパイ道具「ガジェット」も魅力の一つですね〜。
上質に見える靴やペンなどの小物たちが、実はとんでもない武器に変身するのは、キングスマンのエージェントとも共通しているポイントですね!
今回は『キングスマン』で使用されているスパイガジェットについて、詳しくご紹介いたします。
『キングスマン』スパイガジェット紹介♪
“道具”も一級品を選ぶ。#キングスマン#キングスマンあるある pic.twitter.com/4py7ZJFPzR
— キングスマン (@kingsmanjp) December 10, 2021
『キングスマン』は秘密裏に活動している国際的な独立諜報機関です。
『キングスマン』については、こちらで詳しく紹介しています。映画『キングスマン』の復習も兼ねてどうぞご覧ください!
見ているだけで、思わず胸が熱くなってしまうような激アツな『キングスマン』のスパイガジェットをご紹介します!
『キングスマン』のマシュー・ボーン監督は、『キングスマン』に出てくる小道具やガジェットにおいて、“英国らしさ、本当のロンドンを見せること”を何よりこだわって製作しています。
その結果、「キングスマン」のエージェントは皆、古き良き風格漂う英国紳士らしさが滲み出ているのですね。
キングスマン:スパイガジェット 〜ペン〜
『キングスマン』のペンは“コンウェイ・スチュワート” というイギリスで1905年に設立したは筆記用具を扱うブランドになります。
100年以上の歴史を持つ英国を代表するブランドなんですね〜。
“コンウェイ・スチュワート”のブランドコンセプトにある“エレガンス、洗練、そして英国の伝統の象徴”というところは、まさに“キングスマン”にふさわしいペンであるといえますね。
さらにこのコンウェイ・スチュワートのペンは、第二次世界大戦中にウィンストン チャーチル(冷戦時代にかけてのもっとも著名なイギリスの政治家)が使用したことで有名になったそうです。
『キングスマン』の中でペンは、キングスマンの“武器”として使われます。
キングスマンのペンのインク入れには毒が仕込まれているのですが、飲んだときには無味無臭で特に害はありません。
しかし、キングスマンのペンのキャップにあるクリップ部分をカチッと立ち上げると毒に変化して、それを飲み込んだ者をなんと毒殺できるんです。
相手に毒を盛ることを、遠隔で操作できる毒殺アイテムがキングスマンのペンなのです。
キングスマン:スパイガジェット 〜傘〜 (傘銃)
キングスマンのガジェットの中でも、登場回数の多い傘は“スウェイン・アドニー”(1750年にイギリスで設立したブランド。何世紀にもわたって王族、貴族に仕えてきた)の伝統的な傘を使用しています。
ここにも“キングスマン”を象徴するような、古き良きイギリスを代表するブランドが使用されているんですね〜。
キングスマンの傘の柄の部分には金具を取り付け、銃の引き金を組み込んでいます。
キングスマンの傘はステッキや木刀のような使い方以外にも、盾の役割もして、内側は向こうの景色が見えるマジックミラー仕様となっています。
マジックミラーなので、敵がどういう動きをしているかよくわかりますね。
キングスマンの傘の柄にある引き金を引くと、なんと先端から電気縄が出たり、銃のように銃弾なども発射するんです!
攻撃の強さはキングスマンの傘の持ち手を回すことでモードを切り替えられたり、「失神」などの微調節も可能なんですね!!
ハリー/ガラハッドが、“バーファイト”で決着をつけたのは、キングスマンの傘から放たれた“失神モード”の銃弾でしたね。
またエグジー/ガラハッドが、ラスボスであるヴァレンタインのところへ乗り込む際に選んだ武器は、迷わずキングスマンの傘でした。
エグジー/ガラハッドはマーリンにも「それはいい選択だ」と言われていましたね。
“攻守”ともに優れた武器がキングスマンの傘なのです。
キングスマン:スパイガジェット 〜靴〜
キングスマンの靴は“ジョージ・クレバリー”(1958年創業のロンドンのシューメーカー)のブランドになります。
ハリー/ガラハッドは『キングスマン』の劇中で、靴の種類についてエグジーに説明しているシーンがあります。
「オックスフォードはフォーマルな紐靴。穴飾りがあるのがブローキング」
この言葉、どこかで聞き覚えがある言葉だと思っていたら、エグジーがまだハリーに出会う前、逮捕されたエグジーがあるところへ電話をかけてそこで「ブローグではなくオックスフォード」という言葉をかけ、すぐに釈放されたんですよね!
あのキングスマンでの名台詞「ブローグではなくオックスフォード」というのは、靴のことだったんですね〜!
このキングスマンの靴はオックスフォードのプレーントゥがエージェントキングスマンの愛用の品であり、キングスマンの靴はドイツ式貴族の挨拶を行うことで、武器へと変わります。
ドイツ貴族の挨拶というのは足と足をぶつけ合うことで、キングスマンの靴はこの動作をすると、靴のつま先から即効性の毒が塗られたナイフが飛び出る仕組みになっています。
『キングスマン』1作目の映画のクライマックスでこのキングスマンの靴のナイフについた毒に触れた、1作目のヴィランのヴァレンタインの側近のガゼルはこのナイフでつけられた毒が致命傷となってしまいました。
キングスマンの靴に仕込まれた毒はすぐれた即効性を発揮します!
そのため、めちゃくちゃ危険なんです!
キングスマンの靴の先の刃を引っ込める時は本当に危ないので、壁につま先を押し当てて刃を引っ込めるようにします。
決してキングスマンの靴には触ってはいけません!!
ハリー/ガラハッドはエグジーに(キングスマンの靴には)「昔はヒールに電話も仕込まれていた」とも話していました。
キングスマンの靴は、武器であり、通信手段でもあり、多機能過ぎますね!
キングスマン:スパイガジェット 〜メガネ〜
キングスマンの眼鏡は1969年創業の英国クラシックスタイルを代表するアイウェアブランド“カトラー・アンド・グロス”による映画オリジナルのモデルです。
キングスマンのメガネは最先端のテクノロジーが詰まった一品となっています。
キングスマンのメガネの機能は、キングスマンが一同に集合する時に使うテレビ電話や、カメラ、またあらゆる通信もできて、見た情報を画面に表示させたり、それを録画したり、柄の部分で表示物の拡大や縮小もできる高性能なガジェットなんです。
メガネ式のガジェットの中では、キングスマンのメガネの方がドラゴンボールのスカウターよりも機能がたくさんありますね!!
エグジーが『キングスマン:ゴールデンサークル』の劇中王族の食事会のシーンで、あらゆる質問が飛んできてもメガネを通してロキシー/ランスロットから調べてもらった情報で、難しい質問に答えることが無事にできたのは、このキングスマンのメガネのおかげですよね〜。
キングスマンのメガネは武器としてではなく、任務遂行に欠かせないオペレーター的な役割がありますね。
キングスマン:スパイガジェット 〜時計〜
記憶を消去するための麻酔銃を放ったり、精密機器をハッキングしたりと、本来の時計からは想像もつかないような使われ方をしているのが、キングスマンの時計になります。
『キングスマン』だけでなく、これまでのスパイ映画でスパイガジェットは主に時計にされていることが多いようです。
キングスマンの時計も、まだまだ劇中に出てきていない機能が他にもたくさんあるんでしょうね〜。
『キングスマン』1作目では、ハリー/ガラハッドが身につけている時計は2002年創業のイギリスに本拠を置く航空をテーマにした高級時計メーカー“ブレモント”で、『キングスマン:ゴールデンサークル』では、1860年創業の老舗高級時計メーカーの“タグ・ホイヤー コネクテッド”がキングスマンの時計としてスクリーンに映し出されました。
どちらもキングスマンのエージェントにふさわしいエレガンスさと洗練さがある時計になっていますね。
キングスマン:スパイガジェット 〜ライター〜
ライターはタバコに火をつけるものではなく爆弾なんです!
キングスマンのライターは、蓋を開けてローラ部分が起爆スイッチになっているんですね。
ローラーを回してから手榴弾として投げたり、キングスマンのライターは自立するので机の上に置いて走って逃げれば爆弾としても使えます。
ゴールドのスタイリッシュでエレガントさがあるライターは、イギリスの代表的なブランド“ダンヒル”のものでは?と推測されているようです。
エグジーが手癖の悪さを発揮して、このライターを持って帰ろうとしていたのをハリーが「元に戻しておけ」と声をかけていましたね。
ハリーはノールックでしたけど、しっかりエグジーの一挙手一投足を見ているんですね〜(笑)
キングスマン:スパイガジェット 〜指輪〜
キングスマンのリングは5万ボルトの電気が流れる“感電リング”です。
普通の紳士は左手の指にはめるそうですが、キングスマンは利き手の指にはめるようです。
今回は、胸踊る激アツの『キングスマン』で使われるスパイガジェットをご紹介してきました。
『キングスマン』では、まだここに紹介していないガジェットもありますね。
“キングスマン”が古き良き英国らしさのあるスパイガジェットに対して、アメリカの“ステイツマン”ではスパイガジェットにはアメリカらしさのあるものも色々でてきます。
そちらのスパイガジェットもまた別の機会にご紹介させて頂きたいと思います。
乞うご期待!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました(*^_^*)❤
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