トラウマ級の恐ろしいピエロ…「ペニーワイズ」
神出鬼没で子供達を次々に襲うその存在に誰もが恐怖に怯えてしまいます。
“悪のカリスマ”「ジョーカー」も同じ白塗りで顔にカラフルな模様を入れていますね。
サーカスなどで人々を笑わせる存在のイメージを逆手に取って、恐ろしい殺人鬼に変貌する「ジョーカー」と「ペニーワイズ」。
その「ペニーワイズ」について描かれた映画が『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』です。
この作品は2017年と2019年に映画化され、そこで「ペニーワイズ」を演じたのは、若手俳優のビルスカルスガルドです。
映画の中では、ビル・スカルスガルドは恐ろしい笑顔を浮かべたピエロの見た目ですが、実際の素顔は「ペニーワイズ」からは想像できないほどの眉目秀麗なイケメンだったのです。
今回は、若手イケメン俳優のビルスカルスガルドについて詳しくご紹介します。
ビルスカルスガルドの家族は俳優一家で高身長!
ビル・スカルスガルドは1990年8月9日生まれの33歳です。
ビル・スカルスゲールドとも表記されます。
スウェーデン ストックホルム出身です。
そして、ビル・スカルスガルドの身長はなんと192センチもあるんです!
高身長なこともあってビル・スカルスガルドは以前には、スウェーデンの人気ファッションブランド「H&M」のモデルを務めたこともあるルックスの持ち主なんです!
驚くことに、ビルスカルスガルドの父ステラン・スカルスガルド、兄のアレクサンダーとグスタフ、そして弟のヴァルターも俳優、妹のエイヤは元モデルということで皆が芸能関係に携わっている多彩な人物の家族構成となっています。
ビル・スカルスガルドはステラン・スカルスガルドの6人の子供の4番目に当たります。
6人兄弟って、すごい人数ですね!しかも5人が芸能人、唯一違うのは3男で職業は医師です。
家族が皆、役者ということで、ビルスカルスガルドが俳優の道に進むのは自然なことのように感じられますね。
ビルスカルスガルドの父と兄はあの人気映画に出てる人物だった!
ビル・スカルスガルドは2000年(10歳の時)、映画『White Water Fury』で長編映画デビューを果たします。この映画には兄のアレクサンダー・スカルスガルドも出演しています。
兄のアレクサンダー・スカルスガルドといえば、2021年の『ゴジラvsコング』で主人公「ネイサン・リンド」を演じた俳優ですね。その他にも数多くの映画に出演しています。
その後、ビル・スカルスガルドはまた家族と共演する機会が訪れます。
2008年ビル・スカルスガルドが18歳の時、映画『アーン 鋼の騎士団Part2 愛と戦いの果てに』で、父ステランと兄グスタフと共演します。
父ステラン・スカルスガルドは、ベテラン俳優で『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『アベンジャーズ』シリーズなど国際的にも幅広く知られ、大作には欠かせない俳優の一人となっています。
そして、今大注目の『DUNE/デューン 砂の惑星』では、アトレイデス家を滅ぼし、「ポール・アトレイデス」の宿敵「ウラディミール・ハルコンネン男爵」に扮しているのが、ビルの父親ステラン・スカルスガルドなんですね〜。
実際はスリムな体型です。しかしぽっちゃり体型な役にも縁があるようで、2015年公開の『ムーミン谷の彗星』というパペット映画で、ステランはムーミンパパの声を務めています。
この作品では長男のアレクサンダーがムーミンの声を、そして、スニフにはマッツミケルセンが声を担当しています。
マッツミケルセンについてはこちらで詳しく紹介しています。ぜひご覧下さい!
続編になる『ムーミン谷とウインターワンダーランド』では、ムーミンの声をビル・スカルスガルドが担当しています。
ビルスカルスガルドの優しい声がムーミンの雰囲気ととても合っていましたね。
同じ年、その優しい声で子供をおびき寄せてから残虐に襲う恐ろしいピエロ「ペニーワイズ」にビル・スカルスガルドは変身します。
ビルスカルスガルドは『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』で最も恐ろしいピエロ「ペニーワイズ」を怪演し大ブレイク!
『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』はスティーブン・キングの1986年の小説『IT』が原作になっています。
2017年に劇場公開され、R15指定の映画になりますが全世界で7億100万ドルの興行収入を記録。ホラー映画としては史上最高の大ヒットになりました。
続編は2019年『IT/イット THE END“それ”が見えたら、終わり。』が公開されました。
続編は前作から27年後の設定になっています。
『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』はどんな映画かというと…
一見、平和で静かな田舎町で相次いで児童失踪事件が発生する。内気な少年ビルの弟も消息を絶った。悲しみに暮れ、自分を責めるビルの前に突如“それ”が現れる。以来、得体の知れない恐怖を抱えることになるが、不良少年たちにイジメの標的にされている子供たちも“それ”に遭遇していた。秘密を共有することになった彼らは“それ”に立ち向かおうと決意する。
本作は以前に、1990年に映像化され、2度目の映像化になります。
「ペニーワイズ」は27年毎に現れるという設定なので、一度目の映像化から27年後の2017年に公開されたというんですから、制作チームもきちんと原則に則っていますね。
この「ペニーワイズ」というのは普段はピエロの格好で登場しますが、この姿は仮の姿で、現れる時々で、姿を変幻自在に変えます。
そして、「ぺ二ーワイズ」は自分のことを「お前が恐れるもの全てだ」と語っていて、「ペニーワイズ」は見る人が最も恐ろしいものに変化させます。
そんな恐るべきピエロ「ペニーワイズ」をビル・スカルスガルドが演じることになりました。
ビル・スカルスガルドは「ペニーワイズ」の特殊メイクを毎回2時間半かけて作っているとのこと。
2時間半!?長い!長すぎます!!
そして、ビルスカルスガルドはこの「ペニーワイズ」というキャラクターになりきるために全身全霊をかけたといいます。
「ずっと演じたいと願っていたこの役柄を獲得した後も、演じきれるかどうかという不安はたくさんあったよ。だから小説を隈無く読んで、知的にペニーワイズを分析することに没頭したんだ。小説の下りでペニーワイズの役作りに役立つ部分は、全てマークをつけて、書き写した。スティーヴン・キングは、小説の中でペニーワイズの声に関して多様な言葉で表現している。だからこの映画の中でもペニーワイズの声のトーンに変化を持たせたかった。あらゆるクレイジーな声を試して、すべての要素を混ぜ込んだ僕なりのペニーワイズの声をつくり出したよ」。
1作目の『IT』はテレビドラマシリーズで「ペニーワイズ」をティム・カーリーが演じました。
そして、このドラマが放映されて以降、ピエロの存在を怖がる人(道化恐怖症)が急増したんだとか。
この作品の「ペニーワイズ」は本当のピエロに近いですが、ビル・スカルスガルドの「ペニーワイズ」は見るも恐ろしい仕上がりになっています。
そしてビル・スカルスガルドの「ペニーワイズ」はどこを見ているかわからない焦点が定まらない目の動きは、CGではなくビル自身が鍛錬の末、手に入れた技なんですって!
「ペニーワイズ」を演じるに当たり、自ら分析し「ペニーワイズ」像を作り上げ、“それ”になるために全集中で役に臨んだビルスカルスガルド。
ビル・スカルスガルドは役が終わってもあまりに「ペニーワイズ」に入れ込んでいたばっかりに、ビルはその後、毎晩「ペニーワイズ」の夢をみたそうなんです。
「その後2週間、僕は毎晩強烈なペニーワイズの夢を見続けたんだ。ペニーワイズに遭遇した夢や、僕自身がペニーワイズになっている夢だった。これは撮影が終わった後も僕の意識にペニーワイズがしがみついて、離れたがらなかった証拠だね。僕にとってもどんな役柄であれ別れはとても寂しいものなんだ。だからこの経験も今思い返せば大切な思い出だよ」
自分が全身全霊をかけて挑んだ役は、俳優にとってはいわば分身のようなものですよね。
ビルスカルスガルドはどんな役にも愛着を持てることで、シナリオには書いていない部分まで役に深みを出せるのかもしれないですね。
ビルスカルスガルドは『ジョン・ウィック コンセクエンス』「グラモン侯爵」主席連合の首長でトップに!スーツファッションも要チェック!
キアヌ・リーブス出演の人気のアクション映画『ジョン・ウィック』シリーズ。
これまで3作品あり、2023年に第4弾の『ジョン・ウィック コンセクエンス』が公開されました。
“コンセクエンス”というのは英語(consequence)で、「結果、帰結、重要性」などを意味する言葉だそうです。
今作の「コンセクエンス」は“なるべくしてなった必然の結果”という意味付けをされています。
そして『ジョン・ウィック コンセクエンス』では、ビルスカルスガルドは「グラモン侯爵」を演じています。
ビル・スカルスガルドの「グラモン侯爵」は、主席連合のトップに君臨する凶悪で狡猾な人物で、卑怯な小心者というキャラクターなんですね。
映画『ジョンウイック』では、“主席連合”とは世界有数の犯罪集団が結集した地上最大の闇の組織になります。
『ジョンウイック』主席連合についてはこちらで詳しく紹介しています。ぜひご覧下さい!
また、毎回ビルスカルスガルドの長身のルックスを活かしたスーツスタイルがとてもカッコよくて、侯爵という肩書にふさわしい装いとなっています。
そこにもぜひ注目してみてくださいね!
そしてこの『ジョン・ウィック コンセクエンス』には、日本代表ハリウッド俳優の真田広之も重要な役で出ています。
真田広之についてはこちらで詳しく紹介しています。ぜひご覧下さい!
ビルスカルスガルドの最新作アクション映画『Boy Kills World』と『The Crow』でも大活躍!鍛え抜かれたボディがすごい!!
そしてビルスカルスガルドの最新作は2作品ともアクションシーンが満載の作品となっています。
1つ目の『Boy Kills World』は両親を殺され、そのショックから耳が聞こえなくなった「ボーイ」。自分の両親を殺したものに復讐をするために訓練に訓練を重ね、来たるべきその日を待っています。
ビルスカルスガルドはこの「ボーイ」役を体当たりで演じています。
そして、この作品ではビルスカルスガルドの鍛え抜かれた逞しい筋肉もたくさん披露されています。
あの『スパイダーマン』シリーズなどを手掛けるサム・ライミが製作、ビル・スカルスガルドのアクションシーン満載で手に汗握る映画『Boy Kills World』は4月26日全米公開です。
日本公開はまだ未定なようです。
ビルスカルスガルドの新作映画、もう1つの作品が『The Crow』です。
これはジェームズ・オバーのコミックの実写化映画『クロウ/飛翔伝説』のリブート版なんですね。(リブート版とは特定の作品を原作として新たに一から作り直されたものを指す言葉だそうです。)
ビル・スカルスガルドは「ザ・クロウ」こと「エリック・ドレイヴン」を演じます。
「エリック・ドレイヴン(ビル・スカルスガルド)とシェリー・ウェブスター(FKA Twigs)はソウルメイトだった。しかし、彼女のダークな過去にまつわる悪の手が彼らをとらえ、ふたりは無惨にも殺害される。自分自身を犠牲にすることによって本当に愛する人を救うチャンスを与えられたエリックは、過ちを犯した者に制裁を加えるために、生者と死者の世界を行き来しながら、殺人者たちへの容赦ない復讐を開始する」
こちらも『Boy Kills World』と同じ復讐劇なんですね〜。
愛する人と同じく自分も殺されますが、「エリック」は生き返り、自分たちを殺したものへの復讐を遂げていきます。
ビルスカルスガルドは『Boy Kills World』と同じように鍛え抜かれた肉体を披露していますが、前作と違うのは身体中にタトゥーが入っていて、全く違うキャラクターだと感じれますね。
それに戦闘シーンでも撃たれても死なない身体ですが、血が飛び散り、また頭をふっとばしたりと血みどろな描写が多く感じられました。
その中でもビルスカルスガルドの存在感はピカイチです!!
この作品は、アメリカで2024年6月7日劇場公開予定になっています。
どちらも日本公開は未定ですが、ビルスカルスガルドの活躍ぶりを早くスクリーンで見てみたいですね!
悪魔のような「ペニーワイズ」から復讐に燃えるヒーロー役までハリウッド大作でもしっかり実績を積み上げているビルスカルスガルド。
全身全霊で役に挑むビルスカルスガルドが今度はどんな役になって私達の前に現れるのでしょうか??
ビルスカルスガルドのこれからの活躍が楽しみですね♪
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました(*^_^*)❤
コメント