約17年という長い期間にわたって、一つの役を演じ続けた男ヒュージャックマン。
ヒュージャックマンといえば、そう、映画『X-MEN』の「ウルヴァリン」ですよね!
筋骨逞しい肉体と両手の拳から飛び出す鋭利な爪が特徴的なヒュー・ジャックマンの「ウルヴァリン」。
ヒュージャックマン自身の代名詞になるくらい、見事に「ウルヴァリン」そのものでした。
しかし、2017年の映画『LOGAN/ローガン』で惜しまれつつもヒュージャックマンは「ウルヴァリン」を引退したんです。
ですが…なんと、もうすぐヒュー・ジャックマンの「ウルヴァリン」が戻ってくるんです!!
「55歳でウルヴァリンを演るのは楽じゃない」とヒュー・ジャックマンhttps://t.co/Ph4ScZaEr1
「たくさん食べなくちゃいけないからね。僕は生まれつき痩せ型だから、サイズアップするのが一番大変」#マーベル #ウルヴァリン
— THE RIVER (@the_river_jp) June 3, 2024
今回は、ヒュー・ジャックマンの「ウルヴァリン」だけではなく、数々の作品に出演、ミュージカル映画では圧倒的な歌唱力を披露しているヒュージャックマンについて詳しくご紹介します。
ヒュージャックマンのエンターテイナーな性格は若い頃から?両親の離婚がきっかけ?周りを喜ばせることを考える少年だった!
ヒュージャックマンは1968年10月12日生まれの現在55歳です。
オーストラリアのシドニー出身で、ヒュー・ジャックマンは5人兄弟の末っ子として生まれました。
ヒュー・ジャックマンの両親は2人ともイギリス人でした。
ヒュージャックマンが8歳の時に両親は離婚して、母親と二人の娘はイギリスへ渡りました。
ヒュージャックマンにとって、母と姉が同時にいなくなったことはどれだけ悲しい思い出になってしまったんでしょうか。
兄弟の末っ子だったヒュージャックマンは、母がいなくなってしまったことから、早く自立するようになり、家族やまわりを喜ばせることを進んで行う子どもとして成長します。
そしてヒュージャックマンはワールーンガ(シドニーのアッパー ノース ショアにある郊外)の男子高校ノックス・グラマー・スクールで生徒会長を務めました。
生徒会長がヒュージャックマンなら、先生や生徒をうまく盛り上げてくれそうですよね!
その後、ヒュー・ジャックマンはシドニー工科大学でジャーナリズム学士を取得し、それから卒業するための単位を取得するのに偶然履修した演劇のクラスで演劇の面白さに出会い、それがきっかけでヒュージャックマンは俳優への道を目指し始めました。
たまたま受けた授業が演劇クラスだったことは、後になって思えばヒュージャックマンにとっては必然的なものだったんですね。
ヒュージャックマンは若い頃はミュージカル俳優?舞台での演技が高く評価され、世界的に知名度をアップさせた!
本格的に演劇を学ぶことを決めたヒュージャックマンは、シドニーと反対側の西海岸のパースにあるエディス・コーワン大学の西オーストラリア演劇学校に進学します。
ヒュージャックマンは1994年に26歳で演劇学校を卒業しました。
ヒュージャックマンは俳優としてブレイクする前はイギリスの寄宿制私立学校アッピンガムスクールで体育の補助教員として働いていたそう。
ヒュージャックマンが体育の先生って、イメージぴったりですね!!
1994年にテレビドラマでヒュージャックマンは俳優デビューしました。
その後もヒュー・ジャックマンはテレビドラマに出演、映画は1999年に『アースキンヴィル・キングス』『ペーパーバック・ヒーロー』と2本の映画に出演、ヒュー・ジャックマンはスクリーンデビューを果たします。
そして、ヒュー・ジャックマンはミュージカルの舞台『美女と野獣』、『サンセット大通り』でミュージカル俳優としての実力を発揮していきます。
ヒュージャックマンは1998年にイギリスの王立劇場でのミュージカルの舞台『オクラホマ!』で主役「カール」を演じます。
そしてヒュージャックマンの演技は高く評価され、ローレンス・オリヴィエ賞(その年に上映された演劇・オペラ・ダンス・ミュージカルに与えられる賞であり、イギリスで最も権威ある賞。イギリス版トニー賞と言える)にノミネートされました!
ミュージカル俳優として世界的に名をしられるようになったヒュージャックマンに俳優としての転機がやってきます!
後にヒュー・ジャックマンの代名詞となる「ウルヴァリン」との出会いです。
ヒュージャックマンは『X-MEN』の「ウルヴァリン」はもともとは別の俳優だった?高身長を感じさせず肉体改造を成し遂げ長年にわたって「ウルヴァリン」として主役に君臨!!
ヒュージャックマンは3本目の映画に出演、そしていよいよハリウッドへ進出します。
その映画は『X-MEN』。そして、ヒュージャックマンが演じる役こそ「ウルヴァリン」です。
この「ウルヴァリン」は『X-MEN』シリーズを代表するキャラクターなんですね。それにヒュージャックマンが大抜擢されました。
初回は2000年、ここから『X-MEN』の、そしてヒュー・ジャックマンの「ウルヴァリン」の伝説は始まりました。
ヒュージャックマンは『X-MEN』の9作品に登場、そして「ウルヴァリン」シリーズは「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」(2009)、「ウルヴァリン:SAMURAI」(2013)、「LOGAN ローガン」(2017)の3部作としてまとめられました。
今でこそ「ウルヴァリン」=ヒュージャックマンですが、実はもともとは「ウルヴァリン」には別の俳優が起用される予定だったのです。最初にラッセル・クロウ、次にダグレイ・スコットが断り、ラッセル・クロウの推薦でヒュージャックマンに白羽の矢が立ったそう。
ただ、原作のマーベル・コミックの「ウルヴァリン」は身長が推定160センチで身長は低めですが、ヒュージャックマンは身長が189センチとモデルのような容姿だったため、撮影は背が目立たないような工夫をたくさんされたようです。
また、「ウルヴァリン」といえば筋骨隆々の逞しい身体つきですが、ヒュージャックマンは撮影までの間にウルヴァリンの体型に近づくことができず、シャツを脱いで戦う最初のシーンは延期されたそうなんです。
しかし、ヒュージャックマンはその間、しっかり身体を絞っていい体型にすることができたようです。
ヒュージャックマンは…
「僕はちょっと贅肉が多くて、それを解決するのに時間がかかったんだよ」
ヒュージャックマンの肉体改造の効果もあってか『X-MEN』は公開と同時に大ヒットとなり、「ウルヴァリン」ことヒュージャックマンの名を一躍世に轟かせるようになりました。
その後もヒュー・ジャックマンは『X-MEN』の「ウルヴァリン」として映画の主役を務めるようになります。
また、ヒュー・ジャックマンは肉体改造も同時に行い続け、身体をより大きくするために一時期はなんと1日に6000キロカロリーを摂取しながら筋肉増強に励んでいたこともあったそうですよ!!
1日に6000キロカロリーって、ヒュー・ジャックマンは一体どんな食事をしていたんでしょうか??
ヒュージャックマン本人もこれはかなりきつかったと振り返っています。
なぜヒュージャックマンがこのような要請を受けたかというと…
ダーレン・アロノフスキー監督から、「君はとてもかっこよかったが、背がすごく高いから、ロングショットになるとクリント・イーストウッドのように見えるんだよ。それじゃウルヴァリンじゃない」と言われたため。ヒュージャックマンは、「ダーレンが言うには、コミックのウルヴァリンは力強くてがっちりしている。背は低いが、体に厚みがある。だから、もっと体を大きくしてほしいってことだった」と話した。
ヒュー・ジャックマンのスラッとしたモデルのような高身長な体型が「ウルヴァリン」役としては仇になってしまったんですね。
長年にわたって肉体改造とトレーニングを行ってきたヒュージャックマンは撮影が終わった頃には、ベンチプレス140キロ、レッグプレス480キロを持ち上げれるようになっていたんだとか!?
ビフォア・アフターが本当に顕著なくらい変わってしまったヒュージャックマン。
約17年という長い間ヒュー・ジャックマンは「ウルヴァリン」を演じてきましたが、その歴史にも終止符が打たれます。
2017年の『LOGAN/ローガン』でヒュージャックマンは「ウルヴァリン」を引退することになりました。
このニュースはファンをとても悲しませましたが、昨年なんと映画『デッドプール』の続編でヒュー・ジャックマンの「ウルヴァリン」が復活するというのです!!
プライベートでも親交の深い「デッドプール」ことライアン・レイノルズから「ウルヴァリン」の出演をお願いされ、ヒュー・ジャックマンは快諾したそうなんです!!
ライアン・レイノルズ、グッジョブですね〜!!(笑)
ライアン・レイノルズ&ヒュー・ジャックマン、2人の友情を熱く語る❤️🫶💛https://t.co/vGl9B4sLt1
「友情が長続きする秘訣は、パートナーを持つことや結婚することに似ていると思う」
「君は信じられないほど聞き上手だ」
「君なら何でも話せるし、君も何でも話してくれる」
— THE RIVER (@the_river_jp) June 2, 2024
このニュースに、ヒュージャックマンが再び「ウルヴァリン」を演じるということでファンは大盛り上がりになりました!
『デッドプール』についてはこちらで詳しく紹介しています。ぜひご覧ください!
また、ヒュー・ジャックマンの後任として次期「ウルヴァリン」候補として名を連ねている若手実力派俳優タロンエガートンについてはこちらで詳しく紹介しています。ぜひご覧ください!
ヒュージャックマンは『レ・ミゼラブル』、『グレイテストショーマン』でミュージカル俳優として圧倒的な歌唱力を魅せる!!
もともとはミュージカル俳優として活躍していたヒュージャックマンの真骨頂、ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』(2012)でヒュー・ジャックマンは主人公の「ジャン・バルジャン」を演じ、抜群の歌唱力と演技力で観客を圧倒しました。
ヒュージャックマンが劇中で披露した「Who Am I」の歌唱力が本家である舞台版のキャストに引けをとらないと、本家の舞台のファンからもヒュージャックマンの主演の舞台が見たいとリクエストを多数寄せられたそうです!
ぜひ『レ・ミゼラブル』でヒュージャックマンの歌唱力の素晴らしさを体感してみてくださいね!
そして、ヒュー・ジャックマンは2017年のミュージカル映画『グレイテストショーマン』で主人公「P・Tバーナム」を演じます。
この映画でもヒュージャックマンは抜群の歌声を披露しています。
このヒュー・ジャックマン出演の『グレイテストショーマン』のサウンドトラックは、グラミー賞の最優秀編集サウンドトラック・アルバム賞に輝きました。
私個人的には、ヒュー・ジャックマンが共演している「フィリップ」役のザックエフロンと歌っている楽曲“The Other Side”がとても好きです❤
「フィリップ」を熱烈にスカウトする時に「P・Tバーナム」が歌う楽曲です!
ヒュー・ジャックマンとザックエフロンの二人の息がピッタリで前半の盛り上がりにふさわしい曲です!
ザックエフロンについてはこちらでくわしくご紹介しています。ぜひご覧ください!
ヒュージャックマンは皮膚ガンだった?!現在は?
ヒュージャックマンが生まれ育った国オーストラリアと言えば、紫外線がかなり強いのが有名です。
なんと日本と比べて紫外線量が約5倍もあるそうなんです!!
そしてその影響から、オーストラリア人が皮膚がんを患う危険性が高く、オーストラリア人の3人に2人以上が生涯の間に皮膚がんと診断されることになるそうなんですね。
恐ろしいくらいの人数の多さですね!!
適切に日焼け止めを使うことで、皮膚ガンに罹患することはほぼ完全に予防できるそうです。
今でこそ、このような情報が知れ渡っていますが、数十年前だったらどうだったんでしょうか?
実は、ヒュージャックマンには顔面に5つの皮膚ガン(基底細胞がん)があったそうなんです!!
ヒュー・ジャックマンのガンの危険性は極めて低いものだったようで一安心です。
「オーストラリア育ちのイギリス人の私の肌に起こった問題だ。若い頃は日焼け止めを使わず、日焼けして皮が剥け、また同じ場所で日焼けする、そんなことを繰り返していた」とヒュー・ジャックマンは言う。さらにこう続けた。「当時は、自分の身を守るために何をすべきか意識が低かった。太陽の光を浴びすぎた結果が現れるのは25年後だからね」
ヒュージャックマンの皮膚ガンは、日焼け止めを使わず、日焼けを繰り返した過去の生活習慣によって引き起こされたようです。
ヒュージャックマンの皮膚ガンは2013年に発症し、2017年までの間に6回の手術を受けたそうです。
2017年といえば『グレイテストショーマン』が公開された年ですが、ヒュージャックマンはなんと鼻に出来た皮膚癌を除去して計80針を縫い『グレイテストショーマン』に出演したそうなんです!!
ヒュー・ジャックマンのガンの摘出手術は命にかかわる危険性があるにも関わらず、熱唱を続けたヒュージャックマンの俳優魂がすごすぎます!!Σ(゚∀゚ノ)ノ
ヒュー・ジャックマンは今のところ完治しているみたいですが、ヒュー・ジャックマンのガンの再発の可能性がないわけではないそう。
ヒュージャックマンの主治医は、どんなに紫外線を避けようとも、再発する可能性があると語っています。
ヒュージャックマンはこのように語っています…
「どうか私のような愚かなことはしないで欲しい。(気になるときは)医師の診断を受け、日焼け止めを塗ってほしい」
素晴らしいハリウッドの大スターであるヒュージャックマン。
これからもヒュー・ジャックマンの素晴らしい歌唱力で私達を魅了し、肉体派俳優として活躍しているところも見続けたいですね!
夏に公開される『デッドプール&ウルヴァリン』でヒュー・ジャックマンの「ウルヴァリン」はどんな活躍を見せてくれるのか今から待ち遠しいですね(^^)!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました(*^_^*)❤
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